大学教授の夏休み・冬休みの過ごし方

副業をする場合

大学教授には、夏休みや冬休みといった大きな休暇はあります。

ただし、冬は入試のシーズンのため、入試試験によってカレンダー通りに休みを取ることも難しいときがあります。

しかし、夏休みの場合は講義や試験のようなものがないため、大きな休みを取ることができます。

そうした夏休みをどのように過ごすのかは大学教授によって異なります。

夏休みの過ごし方のひとつとして副業に専念する人がいます。

とくに副業として執筆をおこなっている大学教授の場合、休みの間に本を1冊書き上げるということをするようです。

また、夏休み中はさまざまなセミナーなどがあり、そうしたイベントに講師として呼ばれることもあります。

テレビに出演するような人気教授の場合、企業や市民講座などから依頼される講演の数も増えるかもしれません。

研究室に籠もる

楽しめるときに楽しむことが信条で、夏休み中におもいっきりバカンスを楽しむ教授もいないわけではありません。

しかし、大学教授という研究者は、何よりも研究が本分です。

夏休み中は授業がありませんから、朝から夜まで研究室に籠もって研究三昧の日々を送ることが可能になります。

そのため、ある一定の期間中、集中して実験するものなどを夏休み中にやるようスケジュールを組むこともあるようです。

また、研究のための調査に出かける人もいます。

なお、研究を重視する大学であれば、夏休み中に研究室に籠もることができますが、そうでない大学や、経営が厳しい大学では、夏休み中は空調が使用できず、研究室に籠もることが難しいところもあるようです。

研究の仕方が大学の事情次第というのは大学教授にとってつらいところです。

論文にかかり切り

大学教授は定期的に論文を発表しなくてはなりませんが、論文の長さは分野によって異なります。

たとえば学術論文の場合、医学・理系は短めなのですが、それに比べて文系は長いものが多いようです。

大学や研究機関などが刊行している学術雑誌に掲載する場合は、ページ数の制限は厳しくないため、長い論文もあります。

そのため、文系の大学教授の場合、論文を書き上げるのにある程度まとまった時間が必要で、それを夏休み中におこなう人もいます。

教育や運営に関わる仕事も多い

夏休みや冬休み、春休み中のまとまった時間に研究活動を進める大学教授は多いですが、研究だけでなく教育と運営に関わる仕事もこなさなければいけません。

期末試験やレポートの添削、学生の成績評価、実験や調査活動、合宿などのゼミ活動、卒業論文指導、就職支援など、夏休みなどの長期休暇中も学生指導をおこなう必要があります。

また、オープンキャンパスの対応や、新入生受け入れにともなう業務、シラバスの作成など、大学運営にかかわる仕事も発生します。

入試問題の作成にかかわる教員はとくに忙しく、講義のある学期中・長期休暇に関係なく、入試委員会へ出席したり、高校の教科書や大学入試の過去問を読み込んだりなど、本来の業務内容からはかけ離れた仕事に時間をたくさん費やすことになります。

近年では少子化の影響から、大学に少しでも多くの学生を呼ぶため、教育や運営にかかわる業務の割合が大きくなっているのが実情です。

教授になる前に想像していた自由なイメージとは違うと感じている人も多いです。