地方私立大学 薬学部 薬学科の口コミ
薬学科を目指した理由
高校進学のときに元々一般職では働きたくないと考えていたので薬学部に進むことを前提で理系の高校へ進学しました。
当時はあまり資格有り無しは言われていなかったので、大学進学を考えると少し迷ったこともありました。
高校で薬剤師について知っている先生が偶然いたので相談したときに、
「これからは資格を持っていると何かしらの役に立つ。薬剤師は国家資格だからもし結婚してどこかに引っ越したりしても就職が見つかりやすいから勉強は簡単ではないけど頑張れるなら今まで通り頑張りなさい」
とアドバイスをもらいました。
勉強はとても苦手でしたが就職が見つかりやすいというのは大事なことだと思い、改めて薬学部を目指すことにしました。
薬学科で学んだこと・役に立っていること
化学、病態、薬物治療、衛生、法規などの薬剤師として働く上で最低限必要な知識の勉強以外に、人としてどのように患者と接するかを学ぶ授業(実務実習)もあります。
知識はあっても相手の立場で、寄り添って行うことができなければいけないということを実際の現場などで学ぶことで、仲の良い友人であっても相手のことを考えて話をするように心掛けるようになり、人として成長をできる場所にもなりました。
薬学科の雰囲気
ある程度は勉強に集中して頑張っている方達が多いです。
低学年のうちは割りと大学生を満喫したいという方達が多く、お金を持っているグループほど遊び回ったり授業態度が少し良くないこともあります。
学年が上がるごとに試験期間に関係なく勉強に励んでいる方が増えてくることや、ほぼ全員が薬剤師を目指して入学しているので同じ目標に向かって頑張ろうという空気がより出てくるので勉強をするという雰囲気になっていきます。
薬学科の楽しかったところ
毎日ほぼ一日中、学校ですがその分友達や先生、先輩方と仲良くなれます。
友達とは問題を出しあいながら話をしたり、先生とは質問のついでに少しだけ世間話をしたり、先輩には勉強の質問や就職の相談をしたりしていました。
外に遊びに行くことがあまりできなくても、色々な方と話ができる機会が増えるので、楽しく過ごすことができました。
薬学科のつらかった・大変だったところ
他の学部と比べて遊ぶ時間はほとんどありません。
なのでアルバイトはできても3年生頃までです。
女性であればネイルや化粧などのおしゃれをしたり、男女問わず髪を明るく染めたり等をしたいという方は実際ある程度いますが、実験(週2~4)や実習期間などは基本ほとんどできません。
それ以外の期間であればおしゃれは可能ですが、その期間が終わった頃には国家試験に向けての勉強で土日祝日関係なく勉強をしなければいけないので気持ちが折れそうになります。
薬学科の卒業後の就職先・進路
病院薬剤師や薬局薬剤師、ドラッグストア、MRなどがあります。
薬局の方が病院より多いことや実家の薬局を継ぐ方もいるので比較的薬局薬剤師になる方が多いです。
病院薬剤師は薬局と比べて業務内容が多岐に渡るので、私の周りでは勉強ができる方達が志望していたり内定をもらっていました。
卒業後の所感・メッセージ
薬学部は6年間あります。
強い意思を持って入っても、周りの環境や友達によっては上手く勉強できないこともあります。
高校のようにほぼ毎日同じ友達やメンバーと過ごすので嫌になることもありますが、長い目でみれば他の学部と比べて就職活動はほぼしなくて済みます。
薬剤師になりたいという気持ちを6年間しっかりと持ち続けることができれば、職が安定しているのでお勧めします。