地方国立大学 薬学部 総合薬学科の口コミ

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総合薬学科を目指した理由

製薬会社で、病気を持つ多くの人に役立つ新薬を創る仕事がしたかったので、薬学部を目指しました。

理系科目はあまり得意ではありませんでしたが、製薬メーカーの研究職での採用は、4年制薬学部を卒業後に薬学部大学院博士前期課程以上を卒業していなければエントリーできなかったので、就職のために適したルートとして選択しました。

総合薬学科で学んだこと・役に立っていること

薬学部では、全員がほぼ同じ専門科目の授業をとることになり、講義内容自体は基本的な知識でしかないです。

4年生以降に配属される研究室によって、身につくことは変わってきます。

研究費をしっかりと取ってくることができて、就職にも有利となるような、力のある研究室に入って、とにかく研究に明け暮れることが大切です。

研究職での就職後に必要となるチームでの研究や新規実験の進め方、データ分析・考察力、文献等の情報収集力等が養われ、専門とする研究内容が違っても、方法は同じなので役に立っています。

また、論文作成や学会発表の経験も、就職後に役立っています。

総合薬学科の雰囲気

薬剤師だけを目指す学科ではないので、男女比は同じくらいでした。

大学院進学後は、男対女は7対3~8対2くらいでした。

学生は、地味で真面目な人が多かったです。

こだわりが強い人も多く、グループ行動は苦手な人もいました。

医療系の中では、女子学生は、看護学部ほどの華やかさは無く、かといって、医学部ほど風変わりな感じもない、ほどほどで現実的な人が多い印象でした。

総合薬学科の楽しかったところ

研究が楽しい人には、4年生以降に研究室に配属されてからは、毎日実験をしていれば良いので、とにかく楽しいです。

講義は、先生によりけりですが、自分の専門分野を語る時には、聞きごたえのある内容になることも多かったです。

また、医学部と合同での解剖の講義は、なかなか体験できない事でもあり、貴重な経験となりました。

総合薬学科のつらかった・大変だったところ

薬剤師国家試験を受ける場合には、受けなくてはいけないカリキュラムが決まっているので、講義の自由度は低いです。

国試前には病院実習、卒業試験、就活をこなしながら、試験に挑むことになるので、かなりハードになります。

研究職を目指す場合には、4年生から大学院進学後は実験に明け暮れることになるので、バイトはもちろんできず、大学に泊まり込みに近いこともあります。

総合薬学科の卒業後の就職先・進路

研究室によりけりですが、一般的に、女性は薬剤師として主に病院に就職するほか、調剤薬局にも就職していました。

男性中心に、大学院に進学した人は、博士前期課程を卒業後、製薬企業の研究職を中心に、学術や開発職に就職していました。

MRや治験関連の就職は、ほとんどなく、薬と無関係な分野に就職した人も、ほとんどいません。

博士後期課程に進学した人は、大学や国立等の研究機関に進んでいます。

卒業後の所感・メッセージ

6年制となっていますが、いまだに、理系の中で就職後の生活が安定している学部が薬学部だと思います。

ただ、薬学部が6年制となってからは、製薬企業の研究職は、理学部農学部等の理系他学部の博士前期課程卒の人も増えているのが現状です。

専門とする内容に興味があるのかも大切ですが、高校生の時に、薬剤師として働くのか、薬や化学等のメーカーで働くのか、将来の仕事を考えて選択することをお薦めします。