千葉大学 文学部 行動科学学科の口コミ

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行動科学学科を目指した理由

私が高校生だった当時、心理学に人気があり、今後需要の高まる仕事!として注目されていました。

そのため、心理学を学べて、かつ何か資格をとれる総合大学を探していました。

千葉大学は文学部に心理学が学べるコースがありますが、社会心理学から発達心理学、教育心理学、認知心理学と、総合的に学ぶことができるため、ここを選びました。

行動科学学科で学んだこと・役に立っていること

千葉大学の私が専攻したのは認知心理学という、人間をコンピュータに見立て、五感から得られた情報を、記憶や思考などのデータベースを基に、どうやって情報処理をしているのか?という、どちらかというとITや工学系よりの分野です。

知覚、記憶、思考、言語などの情報処理をどうやっているか?ということを解明することで、AIやロボットにできることを考えていく分野です。

人間の仕組みを知るので、発達障害の方の思考や行動など、そういった福祉分野の理解や仕事にも役立っています。

行動科学学科の雰囲気

国立大学全体に言えることですが、基本的に精神的に自立している人が多いです。

「自分の性格や個性を認めると同時に、相手の個性も認める」「自分は自分、他の人は他の人」「人に迷惑をかけない」という雰囲気があります。

なので、べったり仲良しグループで固まることも、付き合いを強要されることもなく、あまり人間関係で困ることはありません。

行動科学学科の楽しかったところ

「学問をがっちり研究する場」という意識がつよいため、知りたいことがあればいろいろ調べて研究することができます。

臨床心理士公認心理師を目指すには、大学院に行くのが一番の近道になるため、入学当初から院進学を念頭に勉学に励む人も多いです。

人間関係はかなりライトで付き合いやすいため、余計な人間関係の問題はありません。

ガリ勉しようが、アルバイトに集中しようが、資格取得のため民間スクールに通おうが、その人のやりたいことを自由にできます。

行動科学学科のつらかった・大変だったところ

これも国立大学全体に言えることですが、大学側からのキャリア教育や日常のキャンパスライフへのサポートはほとんどありません。

もともと目的意識と学習意欲・学力が高い人が集まるため、放っておいても大体きちんと勉強して良い就職先についたり、研究結果を上げたりするので、良くも悪くも必要性がないからともいえます。

そのため、何がやりたいかわからずとりあえず勉強だけして大学に入ったという人は、勉強のレベルも自主性もぐんと求められる大学生活に適応できず挫折します。

あとは、人間関係はよく、人間性もしっかりした学生が多いのですが、たまに「勉強だけできる自己中心的な人」がいます。

下手に勉強ができる分プライドが高く、注意されても全く耳を貸さないため、学科に1人いると大変です。

行動科学学科の卒業後の就職先・進路

文学部は専門分野が就職に直結するわけではないため、卒業生はかなり広い分野へ就職しています。

ほとんどは首都圏に本社のある大手企業に就職するか、国家公務員などになっています。

分野も幅広く、メーカー・マスコミ・IT通信・金融・行政、さまざまな分野へ進んでいます。

もちろん、大学院への進学もあります。

たいてい毎年1~2割の学生が大学院の修士課程へ進学し、その後数人が博士課程まで進みます。

資格取得のほかに、研究者を目指している人も多いので、学部全体としては就職サポートより学問研究の意識や府に気のほうが強いです。

卒業後の所感・メッセージ

目的意識がはっきりしていて、かつ研究者になりたいなど学問・研究に興味のある人にはとても向いていると思います。

自主性が尊重されるため、やりたいことをしっかりと伝えられれば、いくらでも勉強や研究に没頭できます。

研究分野も広く、研究者として優秀な教授が多いので、その面では充実しているといえます。

ただし、就職に強いか?と問われたらなんとも言えません。

もともと個々人のやる気や能力が高いため、就職実績はやはり高くなります。

が、大学の制度やサポートとして学生一人一人に手を差し伸べるようなきめ細かいサポートは、他の私立大学や小規模大学に比べて弱いと思います。

公務員になっている卒業生も多いですが、学生が自主的に資格取得のスクールに通い、勉強しているからであって、大学では公務員試験のサポートはしていません。

どうしても国立大学は「学問研の究の場」としての性格が強いため、就職や進路相談などに対する丁寧なサポートはあまりありません。

良くも悪くも、自分の考え方や目的意識、やる気次第であるといえます。