地方私立大学 人間科学部 心理学科の口コミ
心理学科を目指した理由
当時は特に少年犯罪や無差別殺人事件が連続でテレビ報道されております。
幼少期のトラウマや生活環境が原因だったり、本人がサイコパスだったりします。
心が安定していない大人や、体は大人なのに心だけ大人になりきれていない子供など、人の心について学んでみたいと思っていました。
心理学科で学んだこと・役に立っていること
薬物依存やうつ病やパニック障害に一度でも陥った時の抜け出せない怖さを、授業を通じ、実体験者を見て、当事者と会話をすることで思い知りました。
ストレス社会の日本の中で、自分が生きていくうえで、自分自身がそうならないように自信を管理することができています。
そういった方との接し方も身についているので、今働いている病院の受付の仕事でも役立っています。
心理学科の雰囲気
経験を積んだ年齢層の先生が多いため、その先生の実体験を多く聞くことができたのが、わりと今でも参考になっています。
教科書等で見ることと、実際に人に聞いた話では得られることが違います。
わりと放任主義ですが、自分で考えて決断することが大事という教育方針が良かったです。
また、昔の考えを残しつつ、新しい現代的な考えを取り入れているところも良かったです。
心理学科の楽しかったところ
外部からの人を招いて、大学の講堂でお話を聞く講演の機会が多かったです。
心理学に対する実験器具の装置も多かったので、さまざまな実験を体験できています。
先生の年齢が、30代から80代と幅広かったので、心理学実験を行う際のふり幅も広かったです。
テーマを考えてアンケートを自分たちで作って集計し、その結果について議論することが楽しかったです。
心理学科のつらかった・大変だったところ
民間資格はいくつかとれるけれど、国家資格となるものは、大学院に進まなければとれません。
4年間の授業料を考えればつらかったです。
一生手に職をつけるという資格がとれないことは残念に思います。
心理学科は他の学科よりも教科書が多くて分厚いのでかさばるし、教科書代が他学科よりも少し多くかかります。
心理学科の卒業後の就職先・進路
心理学科は他の学科に比べれば私大でも学費が安いほうなので、私を含めて奨学金を借りていない人が生徒の大部分を占めてました。
借りている人は4分の1程度しか当時はいなかったので、100人いれば、35人程度は心理カウンセラーを目指して国家資格をとるために2年間大学院に進んでいます。
40人程度は地元のOLになっており、5人程度は公務員試験を受けて公務員を目指し、20人程度は福祉施設のヘルパーや病院の受付などの福祉・医療施設へと就職しています。