国立大学 理学部 地球惑星科学科の口コミ
地球惑星科学科を目指した理由
中学や高校の頃から理科の授業が好きでした。
特に宇宙や惑星、地震や天気といった地学に関することが好きだったので、どれも学べるので目指しました。
また地層の模様の美しさに惹かれていたので、地質調査で色々実物を見に行けることが魅力的と思い目指しました。
地球惑星科学科で学んだこと・役に立っていること
地質や地震についての知識はとても役立っています。
賃貸や持ち家を探す際にはその場所が災害に強いか地層や地形から判断できます。
また地質を調べるために山を歩く実習があったので、地図の読み方や登山時に安全なルートの探し方もわかります。
地球惑星科学科の雰囲気
自然を多く扱うためか性格は総じて気取らずゆったりした人が多いです。
ただパソコンでシミュレーションを行う人たちはお洒落で細やかな神経の人もいます。
男女比は私が在籍していた10年程前は4:1でしたが最近では2:1位の時もあり女性の比率が増えてきています。
地球惑星科学科の楽しかったところ
なんといっても地質調査実習です。
ハンマーや計測器を持って山に入り、自然の中で地質を調べることはとても気持ちが良いものです。
綺麗な地層面が見えるとテンションが上がります。
手のひらの上で上手くハンマーで石を割れる人は、尊敬を込めてラピュタのぽむじいさんと呼ばれます。
地球惑星科学科のつらかった・大変だったところ
こちらも地質調査実習です。
学生4人グループで2週間、泊まり込みで山を歩いて地質の調査を行います。
調査は楽しいですが、田舎の閉鎖環境で朝から晩まで地層のことを考え、そこまで親しくない人たちと行動を共にするのはつらかったです。
地球惑星科学科の卒業後の就職先・進路
学部卒では理系教員や公務員になる人が多いです。
コンピューター解析をしていた人はシステムエンジニアになる人もいます。
花方は石油や鉱物資源の調査会社、JAXAなどの研究機関ですが学部卒では難しいです。
7割程の人は大学院に進学し、更に研究を深めます。
卒業後の所感・メッセージ
人数が少ないので全員と喋ることができ、他の科より仲が良いのが良かったです。
素朴な人ばかりなのでいじめとは無縁です。
ただ専門を活かすことのできる就職先は広くはないので、本当に好きで研究したい人しかオススメしません。