国立の教育大 教育学部 初等国語学科の口コミ
初等国語学科を目指した理由
子どもの変化や成長する様子を見るのがとても楽しくて、一生の仕事にしたいと考えたためです。
それは中高生になり、所属していた「子ども会」の運営や宿泊行事のリーダーを務めていた際に感じたものです。
初対面の子が長年の親友のような感じで打ち解けたり、年下の子が入ってきてリーダーシップが芽生えたりと子どもの変化を近い場所で見守ったことを通じ、そう思うようになりました。
初等国語学科で学んだこと・役に立っていること
教育の歴史、各科目別の教育法等、教師になるにあたって必要なことを一通り学びました。
その中で一番心に残っているのは教育実習です。
教育実習では、学生みんなが一回りも二回りも成長できたように思います。
実習に行くまでは、インプットの授業が多く、仕方なしに勉強している部分もありました。
しかし、実習を経験して、知識が実践の土台となることを体感できました。
初等国語学科の雰囲気
教員を目指している人が多いため、真面目で落ち着いたタイプの人が多いです。
一、二年から学校でボランティアをしている人も半分近くいました。
男女比は、学部全体はほぼ1対1です。
小学校教師を目指す学科は4対6、中高の教師であれば教科ごとに大きく異なります。
初等国語学科の楽しかったところ
学科の皆と仲良くなれることです。
人数があまり多くなく、そのメンバーで同じような授業を取るので、自然と仲が深まりました。
小学校教員を目指す場合、授業で合唱や調理実習、リレー等を行うので、小学校に戻ったような気持ちになれるのも良かったです。
初等国語学科のつらかった・大変だったところ
教育実習がとにかくハードでした。
遅刻厳禁なのは当然として、3週間ろくに寝ずに授業準備の日々。
思った以上のつらさに教員を諦める人もいましたが、周囲に一般就職を考えている人が少なく、就活中のモチベーション維持で苦労していました。
その反面、何となく教育学部に進学した人が「絶対教員になる!」と断言するようになったり……。
人生が変わる3週間でした。
初等国語学科の卒業後の就職先・進路
8割教員、1割大学院、その他1割といった感じです。
教員組で採用試験にストレート合格できたのは6割くらいでした。
残りの4割は臨採をしたり、非常勤とアルバイトで食いつないだりして、採用試験を再受験して正規採用された形です。
卒業後の所感・メッセージ
他学部で教員免許を取得することもできます。
ただ、元々の学部の勉強+教員免許を取るための勉強はかなりハードだと聞きます。
教育学部では、教員を志す仲間が多く、卒業後もその繋がりは生きてきます。
大学によっては複数の校種(幼小中高の免許など)も取得できるので、教師になることを考えている人は、教育学部に入ることをお勧めします。