教育系大学 教育学部 芸術・文化学科の口コミ
芸術・文化学科を目指した理由
美術を学ぼうと志しましたが、とても上にいく実力も自信も足りず、一番身近だったのが教育大の美術系課程でした。
当時は教育大に「ゼロ免」課程があり、「先生になること」に特化せず、広く学べるのでは、とそちらを受験しました。
芸術・文化学科で学んだこと・役に立っていること
教育学部といっても先生を目指していたわけではありませんでしたが、カリキュラムの中で幼児教育から生涯教育にいたるまで、広く知識を深めることができました。
専門である美術についても、広く講義、実技の授業を受けました。
あとはとにかく受け身では技術もつきませんので、自分のやる気次第でした。
芸術・文化学科の楽しかったところ
個性的な仲間が多く、人数も少なかったため、とても刺激になりました。
先生になる予定は無かったものの、教育系の講義も受けました。
実技のたびに実力差に落ち込むことも多かったですが、当時手を動かして自分で作った作品、巡り会った作品、友人や先輩、先生方、講師の方のお話は生涯忘れません。
芸術・文化学科のつらかった・大変だったところ
課題は自分との戦いで、全員で作品を並べて批評を受けるとき、いたたまれない気持ちになったことも何度もあります。
卒業制作も壁にぶつかり、やり直しながら取り組みました。
アイディアやセンスは一朝一夕では身につくものではないので、常にインプットが必要でした。
芸術・文化学科の卒業後の就職先・進路
美術教師、小学校講師になる人が多いです。
安定した事務職に就きながら、自分の作品を発表し続けている人もいます。
そのほか、デザイン会社、舞台美術制作会社、美術館の学芸員。
大学院へ進んで勉強を続ける人も割合としては多いかもしれません。
飲食系に勤めたのち、お店をひらいた方もいらっしゃいました。
卒業後の所感・メッセージ
今は「ゼロ免」課程は縮小傾向ですので、教育学部を目指す学生さんはほとんどが先生を志していることと思います。
私は教員免許を取らずに卒業してしまいましたが、チャンスがあったのだから取得しておくのだったと後悔しています。
実際に教員になるにしろ、ならないにしろ、学生時代に一生懸命やったことは何一つ無駄にはなりませんので、資格でも、関係のなさそうな勉強でも遊びでも、さまざまなことにチャレンジしてください。
専門的な面で言うと、美大では無く教育学部の美術系学科とは言え、先生方から、具体的に技術を手取り足取り学ぶことはほとんどないです。
基礎的なことはできて当たり前の世界で、合格できたら、それくらいの実力はあると言うことです。
でも、その先は本当に自分次第です。
高校までに蓄積してきたことも大切になります。
どうかその時間を無駄にせずがんばってください。