地方国立大学 工学部 建築学科の口コミ

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建築学科を目指した理由

父が設計事務所を経営しているので、将来後を継ぐために1級建築士の資格が必須でした。

建築学科で専門的な知識を身に付けて、ハウスメーカーに就職して経験を積めば、将来父が引退する時期迄に家業を継ぐこともできると考えたわけです。

建築学科で学んだこと・役に立っていること

工学部建築学科では、建物の構造設計だけでなく新素材を使った耐震性能比較まで行っていたので、単に設計を学ぶだけでなく地震に強い家造りを目指せます。

一般家庭の戸建て建築程度ならば、2級建築士でも設計できますが、高層ビル設計にも必要な構造設計までできることが何より重要です。

3階建て以上の建物の需要が個人宅でも増えているので、現在の仕事に直結しています。

建築学科の雰囲気

工学部全体では男性比率が85%程度と以前男性ばかりの印象がありますが、建築学科は9割が男性という状況でした。

同じ建築学科でも高層ビルを専門にしていたり、ダム設計に強い大学では女性比率が3割程度あると聞いていたので、男女比は得意とする建築物次第だと分かります。

建築学科の楽しかったところ

工学部の中でも建築学科は、全国各地から学生が集まる傾向が強いので、実家から通学している場合は建築サンプルとして同じゼミ生が順番に実家を訪れます。

特に珍しい工法が使われている場合には、教授による解説が入ることも多いので、大学卒業後にも教授から教え子に見せてほしいと父が頼まれていて照れ笑いしている様子が面白かったです。

建築学科のつらかった・大変だったところ

実際に建物を設計する際に、図面に構造的な欠陥があっても教授や講師がすぐに指摘してくれない所が大変です。

設計ミスを行うと、人命に関わることを学生に教えるためですが、自分で犯した設計ミスを自ら発見しなければならないことが、いかに難しいか実感したわけです。

建築学科の卒業後の就職先・進路

卒業後の進路は、8割の学生が大学院へ進学します。

1割の学生は一旦地元に戻り働いて経験を積んでから大学院へ進むわけです。

大学卒業してすぐに就職する人は少なく、公務員になりたいという人限定という状況でした。

なぜなら、建築学科を卒業して得られる受験資格は2級建築士迄となっていて、大学院修士課程終了まで進まないと1級建築士の受験資格を得られないからです。

建築学科へ進学したら、大半が1級建築士を目指して大学院まで進学することになります。

卒業後の所感・メッセージ

全国から建築学科へ学生が集まるだけでなく、大学院まで6年間共に過ごすことが多いです。

卒業後も比較的連絡を取る機会が多いことが、同じ工学部でも他の学科とは異なります。

大学院を出てからハウスメーカーに入る人もいるので、建築設計事務所から発注するハウスメーカーの担当者が同級生だったという不思議な巡り合わせが珍しくありません。