都内私立大学 政経学部 経済学科の口コミ
経済学科を目指した理由
もともと高校時代に文系の進路を選んでおり、政治経済が一番役に立つだろうと思い学部を選択しました。
その中でもとくに経済の動向や株式に興味があり、資本の流れや金融論など現在でも研究されている分野が多く将来性があるなと感じたので経済学科に決めました。
経済学科で学んだこと・役に立っていること
最初は経済を中心とした歴史や基礎を学ぶ程度だろうと思いました。
実際には、高校でもやるような需要供給のグラフをより高度化したモデルで勉強し、どうすれば回復に向かうかなどの予測を立てたり、データを集めて統計を取りどのような特徴が見られるかなどを数字から推理したりといった高度な内容も多いです。
そのため文系ながら計算式も多く、数学的な思考も必要になります。
私は行動経済学や統計学などを取り扱っていたので、収集したデータから人・物の法則性や動向などを数字で判断する力が付き、仕事だけでなく日常生活にも約立っています。
経済学科の雰囲気
文系ということで良く言えばアクティブで明るい、悪く言えば体育会系の人が多い印象です。
ただ経済学科はきちんと履修していないとついていけなくなる分野も多く、計算式などついていけなくてドロップしてしまった人たちもかなり多く見られます。
一方で真面目な人は自分の調べたい事をデータを引っ張って率先的に分析したり、自発的に勉強をする方が多かったです。
私の大学では男女比は同じくらいでした。
経済学科の楽しかったところ
経済や株価の動きなどに興味を持つと、経済や景気のニュースを楽しく見ることができるようになります。
また人々の何気ない動きがデータとして現れ、さまざまな事象にどのように影響を与えているか、というような事が調べられるようになり、それが意外にも面白い結果だったりするので、理解すれば理解するほど楽しくなってきます。
経済学科のつらかった・大変だったところ
履修する課目によって非常に複雑な計算を求められることもあり、その関係を把握していかないと全く理解できないこともあります。
基本的に文系分野ですが、計算式を自らたてて処理するのが苦手な方には大変なところがあるかもしれません。
経済学科の卒業後の就職先・進路
経済学科ということもあり、銀行などの金融機関が多いです。
優秀なクラスになると外資系企業への就職もあります。
また人々の心理から経済を勉強する行動経済学などからビッグデータなどの勉強を進め、購買動向などを活かした個人のネットショップを作った友人もいました。
卒業後の所感・メッセージ
経済学科は国内ではあくまでも文系分野ですが、国外では理系よりで考える傾向が強く、文系学部の中でも数式やグラフの計算が多くなります。
そのため他の学部よりも数学的な思考に慣れないとついていけなくなるかもしれません。
しかしデータやグラフなどを見極める能力がつくのはもちろん、そのデータが本当に正しいと言えるのか統計や相関で考える力がつくので、雑誌やテレビなどで紹介されるありふれたデータのトリックや嘘を暴くことができます。
理系ほどデジタル的ではなく文系ほどアナログ的でもない、どちらの分野も程よく思考がつけられるという点で非常にやりがいがあるので、極めると面白い学問です。