医療専門学校 精神保健福祉士科の口コミ
医療専門学校を目指した理由
精神疾患をもたれた方の社会復帰の手伝いをしたいと感じたためです。
もともと、製薬会社の営業として、精神科の医師やコメディカルの方々に中枢神経領域の医薬品の情報提供を行なっておりました。
もちろん、患者様についてや医薬品についてディスカッションをし、処方提案を通して「患者様に貢献する」という点では、現在の精神保健福祉士の仕事と変わりませんが、もっと患者様に近い立場で、間接的にではなく貢献していきたいと考えたため、この国家資格を目指しました。
医療専門学校で学んだこと・役に立っていること
精神疾患の病態などは前職で学んでおりましたが、実際に患者様との関わり方や、保健医療サービスの分野についての知識が役立っています。
特に、実習を通し、どのような支援をすべきか、どのような社会資源があるか知れたことは役立っています。
医療専門学校の雰囲気
男女比はあまり変わりがありません。
学生は、私のようにもともと医療系の仕事をしていてさらに深めるために来る方もいらっしゃいますが、それよりも自分自身が精神疾患を持たれていたり、家族に精神疾患の方がいて、目指されている方が多かったように感じます。
国家資格であり、ある程度の暗記量と実習もあるので、意識は比較的高いと感じます。
医療専門学校で楽しかったところ
実習が楽しかったです。
クラスに関しては、週6日ありましたし、私は夜間コースでしたので、幅広い年齢層やキャリアの方がいて、今まで関わったことのない方々と話ができて楽しかったです。
現在でも連絡を取り合っています。
医療専門学校でつらかったところ・大変だったところ
専門学科在学中に妊娠したため、実習と国家試験が悪阻のある状態でのぞみました。
悪阻がつらく、勉強や通学自体も大変でした。
出席率も、国家試験受験要件に入っていたため、休めなかったことも大変でした。
それ以外は特に大変だと思うことはありませんでした。
医療専門学校の卒業後の就職先・進路
精神保健福祉士の資格が活かせるところは、公務員になるか、病院勤務、地域の施設勤務がおおまかな就職先となります。
地域の施設へと就職していく学生が多かったように感じます。
私はクリニックに就職いたしました。
医療専門学校卒業後の所感・メッセージ
まだまだ精神科領域に対する偏見などは多く、国家資格とはいえ、マイナーな資格であるとは思います。
ですが、年々精神疾患の方は増えておりますし、今後国としても精神保健福祉士への優遇等も法律の改正とともにあげようとしています。
また、就職先には困らない職種ですし、職業手当もつきます。
病院などは福利厚生も非常に良いので、国家資格にしては、合格率も高いですし、狙い目の資格だと思います。