中堅私立大学 法学部 法律学科の口コミ

(読了時間:3分4秒)

法律学科を目指した理由

法学部卒業生は公務員が多かったためです。

中学生の頃から心療内科に興味があったので、高校在学中は「心理学部」や「文学部」を志望していました。

しかし、進路相談で高校の先生に話した際に、将来の就職先次第では、これらの学部は間口を狭める可能性があるという趣旨のことを忠告されました。

そこで、法学部で就職に関する勉強を進めつつ、教養で心理学等を修めることにしました。

法律学科で学んだこと・役に立っていること

論理的な思考と、ルールを作ることの大切さです。

特に裁判に関わる分野では、ある行為が法に適うかどうかという点を、裁判官や裁判員に対して「説得する」という点が重要になります。

そのためには、法に関する知識を身に着けるとだけでなく、どのような考え方で法に適用させるかという論理的な「理由」が重要となります。

また、考え方の筋を正確に通すと、法律そのものが間違っているかもしれない、という可能性が現れることもあります。

法学部で学べば、順序だてて考え、周りに人たちにきちんと自分の考えを説明できるようになります。

法律学科の雰囲気

私の大学は大きく三つの特徴がありました。

第一に、法律以外のことも勉強しようという学生が多かったです。

法律の知識だけでは、応用が利かなくなるためです。

研究熱心な学生は、教育、政治、心理、哲学などを並行して学んでいました。

第二に、就職に対する意識が高く、特に公務員志望者が多かったです。

特に国家上級を志望する学生は、1年生時から専門の講座を受け、場合によっては転学や転部も辞さないというフットワークの軽さを見せていました。

第三に、理屈っぽくて負けず嫌いの人が多かったように思います。

自分の行動の理由について、矛盾があったりうまく説明できなかったりするとすぐ突っ込まれていました。

男女比は当時6:4程度でした。

法律学科の楽しかったところ

法学部は弁論の学部でもあるので、私の周りは皆、議論が好きでした。

不真面目そうな先輩や、一見研究に興味がなさそうな女子学生であっても、いざディベートとなると、きちんと論理的な意見を発言していました。

また、社会問題にも関心が高く、労働待遇の改善や、男女の平等、児童の虐待などについて、自分たちの知識や技術を役立てたいという仲間が多くいました。

今でも同窓会をするとこういった話ができるため、私にとって有意義な学部を選択できたと思っています。

法律学科のつらかった・大変だったところ

分野によっては、知識の量が最重要であるため、ひたすら六法を暗記するといった作業が必要になります。

反復作業が苦手な方はつらい時もあると思います。

また、学部の教授の方々は法令順守意識が高く厳格です。

たとえば、レポート提出期限や教室内の私語などに厳しく、「決まりは決まりである」として融通が利かないこともあります。

全体的に感情より理性を重視するので、時には冷たく感じることもあります。

法律学科の卒業後の就職先・進路

私の周りでは、法曹、地方公共団体、警官、法律事務所、企業の法務といった直接法に関わる分野から、地方都市銀行、公立学校、鉄道会社、不動産、福祉系事務所などいました。

公務員系では警官が最も多く、ついで地方公共団体でした。

私自身は教育職から地方公共団体へ就職しました。

卒業後の所感・メッセージ

当初は違う学部を希望していた私ですが、結果として非常に良い学生生活を送ることができたと考えています。

理由の一つは、法学部が、教育や心理・哲学等の人文科学領域を広く関わっているためであり、法律以外を修められた点です。

1年時に就職先をイメージできなかった私は、幅広い教養を学ぶことで、自身の適性や能力を深める機会が得られました。専門性の強い学部ではこうはいかなかったと思います。

もう一つは、志を同じくする仲間ができるかどうかであり、これは学部に関わらず大事な要素だと思います。

知識を深め研究に貢献することも大学の重要な役割ですが、一生涯の友人を見つけることはそれ以上の宝であると考えています。

納得のいく選択をして、是非、かけがえのない友人を見つけてほしいと思います。