愛知県医療系大学 医療科学部 臨床検査学科の口コミ
臨床検査学科を目指した理由
臨床検査技師になりたかったからです。
臨床検査技師になるには短大に進学する選択肢もありましたが、4年制大学に進学したほうが今後のキャリアに有利と考えたこと、時間にゆとりがあるぶんじっくりと専門知識を学ぶことができると考えたからです。
また国家試験の合格率が高くほぼ100%であることも理由の一つです。
臨床検査学科で学んだこと・役に立っていること
現在大学病院で臨床検査技師として勤務していますが、病院で臨床検査技師として働くためには国家試験に合格し免許を取得する必要があります。
大学での勉強は一般教養もありますが、臨床検査技師の資格をとるための勉強がカリキュラムのほとんどを占めています。
また基礎医学についての授業も多かったので、検査だけでなく病態を理解するうえで学生時代の講義は大変役に立っています。
臨床検査学科の雰囲気
大学とはいえ国家資格をとるための専門学校のような雰囲気です。
座席は固定制で授業の出欠席は厳しくチェックするため、代返などでごまかすことはできません。
免許を取るために取得しなければいけない単位は法律で決まっているため、他の学部の毎日必死に授業を受けました。
学生も目的意識がはっきりした人が多く、真面目です。
それゆえいい意味で回りに流され真面目に勉強することができます。
私の通っていた大学の男女比は女性7に対し男性3程度でしたが、臨床検査技師の割合から鑑みて全国的にもそのくらいだと思います。
臨床検査学科の楽しかったところ
人体のしくみに興味があって進学したため、厳しいながらも楽しい内容でした。
特に国家試験直前は試験勉強がとても大変ですが、友人たちと支えながら勉強したことは良い思い出です。
また実習の時間も多かったですが、将来自分が就職するであろう仕事に関連する内容なので、目的意識をもって臨むことができます。
実習は理科の実験の延長のような雰囲気です。
臨床検査学科のつらかった・大変だったところ
忙しいところです。
他の学部、学科の大学生は休みも多く、時間にも比較的自由がきくイメージですが(実際に他の学部に通う私の友人も暇そうでした)、この学部はとにかくやることがたくさんあります。
それゆえ休みも少なく、試験もたくさんあります。
バイトもあまりできません。
人体のしくみに興味があり、目的意識をもって4年間コツコツと努力できる人が向いていると思います。
臨床検査学科の卒業後の就職先・進路
病院や検査センター、検診センターで臨床検査技師として働く人が多いですが、最近では大学院に進学し大学の学部や企業の研究施設に就職する人も増えてきています。
また製薬会社の営業や医療用品の卸売業者に就職する人もいます。
卒業後の所感・メッセージ
勉強することが多く実習もたくさんあるため、長い夏休み、春休みがあってバイトや遊びに明け暮れるといったような世間がイメージする「一般的な大学生」らしい生活を送ることはできないでしょう。
しかし将来自分が就くであろう仕事に直結することばかりを学ぶところなので、無駄がなくて効率的だと思います。
私もそうでしたが人体に興味があればあまり苦しむことなく4年間過ごすことができます。
これから高齢化社会になり医療に対するニーズは増加していくと考えらえるため就職先に困ることはないと思います。