中堅私立大学 文学部 歴史学科の口コミ
歴史学科を目指した理由
小学校の頃からとにかく歴史が好きでした。
日本の文化財に興味があったので自分のしたい勉強ができると思いました。
特に日本古代の文化財が好きだったので、大学の教授の研究内容とマッチしていました。
また学芸員の資格が取得できることも理由です。
歴史学科で学んだこと・役に立っていること
おもに、歴史資料の読み方、文化財の調書の取り方、発掘調査の方法(遺跡の測量など)です。
その他専門分野に関する基礎的、発展的な知識と歴史の流れを学びました。
古文書などに用いられるくずし字の読み方や古語の知識が身につきました。
歴史学科の雰囲気
全体的におとなしい人が多い印象です。
中にはとてつもなくマニアックな知識を持っている個性派の学生もいます。
その反対でゲームやアニメの内容と実際の史実を混同したにわか歴史ファンも数名います。
温度差はあれど歴史好きな方がほとんどなので和気あいあいとしていました。
歴史学科の楽しかったところ
歴史=趣味と捉えて入学している人が多いので、すぐに周りの同級生と打ち解けることができます。
共通の話題が見つかりやすく、マニアックな話も可能です。
また中学や高校のように指定の教科書がないので、自ら資料を読むことができ、さまざまな歴史の見方ができます。
歴史学科のつらかった・大変だったところ
特につらかったことはないですが、専門領域が生かせる就職先が非常に少ないです。
学芸員や教員(社会)の免許を所得する学生が多いですが、どちらも就職先は狭き門です。
運よく就職できても、非常勤での勤務や給与に釣り合わない激務であることが多いようです。
歴史学科の卒業後の就職先・進路
多くの人は一般企業に就職しています。
中小企業が多かった印象です。
中には公務員となって活躍する人も数人いました。
専門領域を仕事に生かせる人は非常に少ないです。
また毎年少数派ではあるが大学院に進学し、さらに専門領域の研究を深める人もいます。
卒業後の所感・メッセージ
私の場合、歴史が好きで入学したこともあり、大変充実した学生生活を送ることができました。
この学部、学科に限ることではないが、自分の好きなことをできるのは学生までなので本当にやりたいことを見つけて進路選びをすることが重要です。