MARCH系大学 文学部 文学科・日本文学系の口コミ

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文学科・日本文学系を目指した理由

理由は3つあります。

1つ目に本が好きだったため。

一般的な小説もライトノベルも歴史小説も外国文学も好きだったので、好きなもの、それに近いものに没頭できる大学生活にしたいという思いからです。

2つ目に出版業界に関心があったため。

出版→本→文学部という発想です。

この連想ゲームが後々現実と大きなズレがあったことが学生生活の中で分かりますが。

3つ目に数字から離れたかったため。

同じ文系でも経済系は数や理屈やグラフから離れられないと思っていました。

1つ目の理由の裏返しで、苦手なものからは極力離れていたいという気持ちによるものでした。

文学科・日本文学系で学んだこと・役に立っていること

当然ですが対象となる個別具体的な作品と、それにまつわることが中心です。

ゼミ・教授によって専門の作品・時代が大きく異なりますが、だいたいの作品は作者のバックグラウンドや思想、社会情勢の影響を受けているわけですから、主にそれらを調べて作品読解のための鍵としていきます。

そうして調べた内容をもとに作品を読み解き、ゼミ内報告会を経て最終的にはレポートにまとめて提出していきます。

この作業の中で得られる力といえば、資料探しのノウハウといえます。

OPACをはじめとしたデータベースの活用方法、一次資料へのたどり着き方。

そして文章の構築力。

膨大な資料を筋道たててわかりやすくまとめていかないと、最終評価を得るために必要なレポートが書けませんので。

社会人になってから役立つのはこういった資料を読む、資料を作るための能力です。

研究者など余程尖った道に進まない限り、崩し字の読み方や明治の日本文学の情勢なんて役立てられることはないので、「学んだことすべて生かす」ことはまず無理な学部です。

文学科・日本文学系の雰囲気

学生の性格はマイペースにつきます。

そもそもやはり「趣味は読書」というような学生が集まりやすいので、一人でも自分の興味のままに進んでいく、という人が多いです。

要はウェイ系が少ない、オタクが多いです。(ウェイが完全にいないわけではないですが)

男女比は圧倒的に女子が多いです。

とはいえどのゼミ室にも少数ながら男子学生はいる、という感じでした。

文学科・日本文学系の楽しかったところ

文学が好き、という気持ちで入っていったわけですから、自分の知的好奇心を満たせる講義に出ている時間は楽しく過ごせます。

そして面白い資料を見つけられたとき。

とっつきにくそうな分厚い先行研究の文献や全集の注釈などがなかなか興味深くて、レポートのための資料よりそちらを優先して読んでしまうことは多々ありました。

文学科・日本文学系のつらかった・大変だったところ

つらかったことは楽しかったことと表裏一体です。

どうしても肌に合わない文学作品はあります。

残念ながらその講義が学科必修科目だったりもします。

読むだけで苛立ってくる作品に対して厚さ5センチ以上はある辞書を何冊もめくり、何千字といった指定の量までのレポートを作るのがストレス以外の何物でもありません。

いっそ熱意とは無縁で、どの作品に対してもクールに当たっていける人のほうが偏りのない研究結果をまとめられると思います。

文学科・日本文学系の卒業後の就職先・進路

卒業後は銀行、公務員、IT企業など文学とは必ずしも近くない進路に進む人が多かったです。

教師を目指す人もいましたが、そういう人たちは教職課程を別でとっているのでより忙しそうでした。

私もそうですが入学したときに多いのが、司書になりたい、という人と出版に携わりたい、という人ですが、とくに後者は文学を学ぶよりも社会系、経済系を学んだほうがよかったように思います。

自分が本を書きたいならともかく、本を売る側になりたいなら学ぶべきは今の社会のこと、モノを売る方法だと思いました。

司書は公務員以外ではほとんど非正規雇用であると司書過程の授業で学んでずいぶんショックを受けたものでした。

卒業後の所感・メッセージ

ここまで書きましたが、文学部は就職に強い!とは言い切れない学部だと思います。

でもそれはもちろん個人の取り組み次第です。

文学部はなによりも、文学が好き!4年間たくさんの作品に触れて、その一言一句を探求して……ともくもくと研究者のようなことをやりたい人に向いている学部といえると思います。

意外と、一般企業で働く中では得られないような、マイペースで充実した時間だったと思っています。

そして自分と似た者同士の集まるところ。

似た趣味を分かち合える友達を作れる可能性はかなり高いので、対人関係で4年間充実した学生生活を送ることはできると思います。