早稲田大学 文学部 日本語日本文学コースの口コミ
日本語日本文学コースを目指した理由
早稲田大学文学部を目指した理由は、わたしが本がとても好きで、わたしの大好きな著者の多くが早稲田大学卒業だと知ったのがきっかけでした。
自分自身も少し本の携わる仕事がしたい、作家にも憧れていたため、尊敬する著者と同じ大学生活の風景を目にしたいと強く思ったからです。
日本語日本文学コースで学んだこと・役に立っていること
文学部では二年生から専門のコースを選択します。
わたしは日本語日本文学コースを選択しました。
そこでの授業でいま役に立っていることは、文学部という特質上そこまでありません。
しかし、本の読み方、目の付け所などをあらゆる角度から、さまざまな人と話し合う経験をもつことができたので、塾の国語教師をしていたときにその経験が少し生かされました。
本って面白いよ、こういう見方もできるんだよ、ということを大学の授業を通して得た価値観とともに生徒に伝えることができたように思います。
日本語日本文学コースの雰囲気
文学部日本語日本文学コースの雰囲気は、ともかく、みんな1人でいることが苦にならない人ばかりな点です。
また、文学といってもさまざまです。
古典和歌が好きな人、現代文学が好きな人、ライトノベルが好きな人、ミステリーが好きな人…全ての人が本が好きで、だけれども少しずつ読むジャンルは違う。
そういった多様な価値観の中で自分は何が本当に好きなのか、何なら誰にも負けないぐらい詳しくなりたいのか、見つめることができるようになります。
早稲田の文学部では「え、変わっているね」が褒め言葉だし、みんながみんなどこかしら不思議な人ばかりです。
男女比もほぼ均等なので、男女問わず色々な価値観の人と出会うことができます。
日本語日本文学コースの楽しかったところ
文学部日本語日本文学コースの楽しかったところは、わたしはともかく授業が面白かった。
知らないこと、だけれども興味があることを、面白い視点で先生が語ってくれるのはすごく贅沢な経験でした。
先生も、現役作家であったり、テレビで本のコメンテイターとして出演している人だったり。
有名かつ最先端の文学の見方をしている人の話はどの授業も毎回数多くのメモをとっていました。(大学の文学部の授業はほとんど板書はありません。先生の話を聞いて、自分が面白いと思ったところをノートに書いていくような形です。)
授業が終わり、テスト期間になるとレポートを提出します。
授業を受け、今までインプットのみだったことが、今度は自分で調べて、考えて、文章で表現する、アウトプットできる。
しかもそれを、先生に読んでもらえ、評価をしてくれる。
レポート作成が重なると大変でしたが、アウトプットして頭の中を集中させている間はとても充実感のある時間でした。
日本語日本文学コースのつらかった・大変だったところ
文学部日本語日本文学コースにおいて、つらかったこと、大変だったところは、レポートが重なるとワード総計文字数がえげつないことになる点と、あとは就職活動でしょうか。
レポートは慣れていけば自分の興味のある分野だし、文字数が足りなくて困る、というようなことはありませんでしたが、慣れるまでは、たくさんのレポートを期日までにこなさねばならず、寝ずに図書館にパソコンを持ち込んで頑張っていました。
それから、就職活動は文学部ならではかもしれません。
専門性があるようでないので、就職する時に少し苦労します。
学校の先生の資格や公務員の資格を得てしまえば、それはそれで道が簡単になってくるのですが、憧れの強い出版業界などを目指すと、倍率的に考えても就職難民になることも多々あります。
周りでも、就職浪人する人や、一年諦めて公務員試験の勉強をする人などいろいろな人がいました。
就職は計画的に、何か資格を在学中にとっておくのをおすすめします。
日本語日本文学コースの卒業後の就職先・進路
上記に記載しましたが、就職先や進路は日本語日本文学コースでは専門性がないので、なかなか厳しくなってきます。
わたし自身は中学受験業界の塾の国語の教師や国語の参考書の編集などの仕事につきました。
運良く、国語、本と携わる仕事をすることができてよかったと思っています。
周囲は就職を考えるころになって公務員になるための塾に通ったり、あるいは中学高校の国語の教員免許の取得をして先生になる人が多かったです。
出版社はごく一部でした。かなり倍率があるから仕方がないと思います。
卒業後の所感・メッセージ
早稲田の文学部は歴史があるだけあって、本当にいろいろな人が集まってきます。
早稲田周辺のご飯屋さんや、飲み屋さん、金曜の夜の馬場歩きなど、早稲田生ならではの楽しみも授業以外で多くあります。
自分はこれだけは絶対人に負けない、負けたくないという強みを持っている人はぜひ早稲田に行って、もまれてほしいです。
必ず、こいつすごい、と思う友人と出会えると思います。
わたしは第一志望を早稲田大学にして、ともかくたくさん勉強しました。最後まで、一番いい模試の判定でもC判定くらいだったような記憶があります。
諦めない人だけが合格できると思うのでぜひ頑張ってください。