東海大学 文学部 史学科東洋史コースの口コミ
史学科東洋史コースを目指した理由
教員になるのが夢で社会科の教員になるためにと思い、いくつかの候補がありました。
候補は政治経済学、法学、史学だったのですが、私は特に歴史が好きだったので史学部のあるところを選択しました。
中学社会科の教員免許は社会学系の学部・学科ならば大体取得できます。
史学科東洋史コースで学んだこと・役に立っていること
文学部史学科東洋史コースは主に中国の歴史を勉強します。
中国の膨大な歴史とともに中国周辺諸国についても学びました。
それに付随して語学では中国語を選択しました。
現在は教員ではなく塾講師を務めていますが、学生時代に学んだことは知識として役に立っています。
史学科東洋史コースの雰囲気
学生は男性が6割、女性が4割と言ったところでした。
いかんせん、東海大学は付属高校があるため付属高校からエスカレーターで上がってきた学生が多く学ぼうとする意識は薄いように感じました。
私は一般受験で入学したため特にそう感じるのかもしれません。
史学科東洋史コースの楽しかったところ
私は元々は日本史が好きだったのでその周辺という意味で東洋史を学ぼうと思いましたが、学ぶ中で当然のごとく日本との関わりが出てきます。
日本史好きな自分としてはその関連がとても面白く、たとえば、日本の701年に編纂された大宝律令はそのほとんどが中国(当時の唐)のものと一緒だったという話には大変興味をもちました。
史学科東洋史コースのつらかった・大変だったところ
中国四千年の歴史と呼ばれるぐらいなので当然、その歴史は長く広大なものでした。
従って、覚えることも多く試験勉強などは大変でした。
また、卒業論文がありますが、大学3年生時のゼミ選びもとにかくテーマが多すぎて選ぶのに難航しました。
史学科東洋史コースの卒業後の就職先・進路
本当に東洋史にハマった学生で東洋史コース全体の一割程度は大学院に進学しました。
他は地方出身者は地元の信用金庫や保険会社などあまり学部学科とは関係ないところに就職する人が多かったと思います。
私は教員採用試験を受けて、うまくいかず学習塾に就職しましたので直接的とは言えませんが間接的には大学で得た知識が役立っている面もあります。
卒業後の所感・メッセージ
結果的には文学部史学科東洋史コースを卒業して良かったと個人的には思っています。
ただ、中国史が決してメジャーなものではないのでとっつきにくいし、将来の就職に直接役に立つとはお世辞にも言えません。
しかし、学生時代に新しい知識を得て、卒業論文などを通して一つのことを調査、研究しまとめるという行為自体はスキルとして社会人生活に大いに役立つことだと思います。
高校生の皆さんは大学に何を求めているかは人それぞれですが、何を学ぶにせよ大学ではすべてが自分次第でその先の未来も自分で切り開いていきます。
何かこのスキルは身に着けようという気概を持って大学進学をしてもらいたいと思います。