日本大学 文理学部 英文学科(通信)の口コミ
英文学科(通信)を目指した理由
高専を卒業してしばらく技術職として働いていたのですが新卒で入った会社が倒産し次の仕事を探すときに苦労しました。
今の時代、技術職でも英語くらいは話せないといけないと思い英語の学べる大学に編入することに決めました。
英語は中学時代から得意で海外生活などにも興味がありました。
日大には通信教育部があり、働きながら大卒資格が取れることも魅力でした。
英文学科(通信)で学んだこと・役に立っていること
英語の基本的な文法から英会話までをくまなく学習し、発音に特化した授業などもありました。
アメリカ文学、イギリス文学などいろいろな作家の作品にも触れることができました。
シェイクスピアなどの古典から比較的新しい英語の詩などいろいろなスタイルの作品があることが分りました。
英語の揺るがない基本的な文法はマスターすることができ、誰とでもどこでもどうにか英語でコミュニケーションできるようになったと思います。
好きな作家も見つけることができ精神的にも豊かになりました。
英文学科(通信)の雰囲気
私は通信教育部で夜間の講義と地方で行われる講義に参加したのですが、学生は20代前半から60歳くらいまで幅広い年齢層でした。
男女比は3:7くらいでした。
女性は趣味としての英会話や文学の知識を高めようとしている人が多く、男性は教員を目指している人が多かったと思います。
モチベーションの高い人が多く励ましあいながらつらい(体力的・精神的)勉強にも耐えることができました。
英文学科(通信)の楽しかったところ
いろいろな作家の作品に触れているうちに、世界観が好きな作家を見つけることができました。
その作家の作品を読んでいるあいだは日常からすっかり離れることができ、気分をリフレッシュすることができました。
同じ作者が好きな人とも出会うことができ、授業後に喫茶店などで意見交換をしました。
卒業した今でも連絡を取り合っていて、大切な友人ができたと思います。
英文学科(通信)のつらかった・大変だったところ
レポートがとても多く、当たり前かもしれませんが自分で答えを導き出す必要がありました。
文学には決まった答えはないので自分がどう思うか、どう感じたのか、その理由は、というところを明確にする必要がありました。
私はどちらかというと感覚的なタイプなので感覚を文章にするという作業が難しく感じました。
英文学科(通信)の卒業後の就職先・進路
私は卒業後IT系の企業の海外営業部に就職することができました。
高専で学んだことと大学で学んだことの両方を活かすことができ、給料はかなり上がりました。
他には教員免許を取って小学校や中学校に就職した人、趣味として英文学の勉強を続けている人などがいます。
卒業後の所感・メッセージ
英文学というと固いイメージがありましたが、英語の基本から学ぶことができ、いろいろな作品に触れて楽しみながら知識を増やすことができました。
英会話などはすぐに役立つ内容で仕事でも役立ちました。
古い作品を読むことが多く、最近のアメリカのTVドラマなどを使った授業があってもよかったと思います。
日本では文学部というとそこまで勉強ができないというイメージがあるのは少し残念です。
でも海外では文学部を卒業したというと知的な人だと思ってもらえるので嬉しいです。
今の時代、語学だけで食べていける人は少ないと思います。
特別な努力をするか、語学以外にもう1つスキルを持つと将来的にも安心だと思います。