調理師の需要と求人・採用募集状況



調理師の就職先にはどんなところがある?

調理師の就職先としてまず挙げられるのは、レストランなどの飲食店です。

日本には和食だけでなく、洋食や中華、フランス料理、イタリア料理、エスニック料理など、世界各国の料理を楽しめるレストランが存在します。

また、ジャンルだけでなく業態もさまざまで、老舗の料理店もあれば、全国に店舗を展開するファミリーレストラン、お酒が飲める居酒屋、パティスリーを併設したカフェなど、幅広い選択肢があります。

さらに、飲食店のほかにも、ホテルや旅館などの宿泊施設や、病院、介護施設、学校などでも調理師が活躍しています。

レストランなどで経験を積んだ調理師のなかには、独立して自分の店を開く人もいます。

調理師が活躍する場所は多岐にわたるため、料理を作るという点では共通していても、職場によって具体的な業務内容や勤務時間、待遇なども異なってきます。

就職先を探す際には、自分がどんな調理師になりたいか、どういった働き方を希望するのかといったことを事前に考えておくことが大切です。

調理師の求人の状況

調理師の需要はある?

現代は外食産業が盛んな時代です。

調理師の資格を持つ人は即戦力になるということで求人は絶えません。

ホテルや有名レストランにこだわらなければ、就職口は割とすぐに見つかります。

ただし、拘束時間が長く仕事がきついことから離職率が高い業界でもあります。

続けていくには、ハードな仕事でも負けずにがんばれるかが鍵となります。

調理師の就職状況

調理師専門学校を卒業した人の就職状況は、80%〜90%だといわれています。

調理師専門学校の卒業生は即戦力になる人間として有望視され、就職先も比較的見つかりやすいようです。

また、在学時にアルバイトをしていた店にそのまま就職するというパターンも多く見られます。

何らかの理由で以前の職場を離職した場合でも、再就職の道はそれほど困難ではありません。

とくに最近では老人福祉施設や学校給食、保育施設、企業の食堂、飲食店など、調理師を必要とする職場は数多くあります。

さらに、和食やフランス料理など特定ジャンルの料理人の場合は、ホテルや結婚式場での仕事を見つけることもできます。

離職率の高い職場ですが、他の業種に比べると再就職口も見つかりやすい傾向があります。

ただし、ホテルにおいては、調理師の正社員としての求人はそれほど多くはありません。契約社員やアルバイトから始まるところが一般的です。

調理見習いとしてまずはアルバイトで働き、実力を磨きながら正社員を目指していくことになるでしょう。

調理師の就職先の選び方

調理師は、他の業種に比べると再就職しやすい業種ですが、それでも短期間で離職を繰り返していては「忍耐力がない」と思われてしまいます。

自分のキャリアのためにも、いつでも離職できると思わずに、一つの職場に腰を据える覚悟で働くことが大切です。

そのためには、就職の際にしっかりと自分に合った職場を選ぶ必要があります。

独立を目指すならレストランかホテル

調理師を目指す人のなかには、ゆくゆくは独立して自分の店を持ちたいと考えている人もいるでしょう。

将来的に独立してお店を繁盛させるには、お客さまに来てもらえるだけの実力と、経営の知識が必要です。

自分の店を持ち、さらに成功させるだけの実力を養うには、著名な料理人のもとで修業を積むのが一番の近道です。

料理の評判がよい有名店や一流ホテル直営のレストランの門を叩き、腕を磨くことができれば、独立の夢はさらに近づきます。

個人経営のお店や小規模な飲食店であれば、調理から接客、運営まで幅広い経験が得られるので、経営の知識も身につくでしょう。

病院や学校、福祉施設はシフト制が多い

飲食店で働く調理師は、早朝の仕込みや深夜に及ぶ片付けなどで労働時間が長くなりやすく、勤務日も不規則なことが多いです。

一方で、病院や学校、福祉施設の給食を担当する調理師の場合、シフト制が組まれることがほとんどで、学校の場合は基本的に土日の勤務はありません。

独立や開業を目指していない人や、プライベートや子育てなどと両立したい人であれば、病院や学校などの調理師として活躍するのも一つの選択です。

ただし、個人経営のレストランに比べると労働環境はよいことが多いですが、栄養士とのやりとりや大量調理などに大変さを感じることもあるでしょう。

調理師の志望動機・面接

調理師の就職を目指す際の志望動機では、「将来どんな調理師になりたいか」を明確にすることが大切です。

ひと口に調理師といっても、就職先によって具体的な業務内容や働き方はさまざまです。

レストランやホテルなどで修業を積み、いわゆる「料理人」の道を目指すのか、病院や学校の給食作りに携わり人々の健康をサボートしたいのかなど、目指す方向によって志望動機も変わってきます。

さらに、採用の担当者は「なぜほかではなくうちの店(病院、施設)なのか」という理由をぜひ聞きたいと思っています。

履歴書や面接では、自分が目指す調理師としての将来像と、応募先の特徴やニーズがかみ合うような志望動機を伝えられるとよいでしょう。

また、調理師は食品を扱う仕事なので、清潔感のある服装で面接に臨んでください。

就職先はどのように探したらいい?

調理師の募集を探すには、調理師協会からの斡旋のほか、調理師仲間からの紹介、調理師専門学校からの紹介、求人情報誌などを使います。

また、近年はインターネットの求人サイトにも数多くの求人が掲載されています。

インターネットでは条件を絞って検索ができるため、希望の職場を見つけやすいでしょう。

調理師の職場は体力的にも精神的にもハードなことが多く、一時期に比べると労働環境は改善していますが、現在でも離職率は高い職業として知られています。

就職後のギャップをできるだけ小さくするためには、一つの求人情報のみを見て決めるのではなく、複数の方法で職場の情報を集めることが大切です。

実際に働いている人の口コミを探したり、卒業した学校の先生に評判を聞いたり、SNSで情報を集めたりなど、さまざまな経路から就職先を選ぶとよいでしょう。