CGデザイナーのつらいこと・大変なこと・苦労

CGデザイナーのつらいこと・大変なこと

クライアントとのやりとりが難しい

CGデザイナーはいつもCGの制作に携わっていますが、クライアントはそうでないケースも多いものです。

クライアントは「こうしてほしい」という要求を出しますが、それが技術的に不可能だったり、納期が短すぎたり、デザインとして今ひとつだったりする場合もあります。

直接クライアントと打ち合わせを行うCGデザイナーであれば、うまく擦り合わせていくことが必要ですが、難しいケースも多いです。

また、クライアントの思いつきで大きく方向性が変わった場合、進捗していた作業が全部やり直しになることもあります。

クライアントの要求に最大限応えたいとは思っても、予算や現場の状況から断ることもあれば、承諾せざるを得ず、現場の負担が大きくなることもあります。

拘束時間が長くなりがち

CGの制作は、デザインを描き込んだりするだけでなく、さまざまな工程があります。

特に、3Dデータを最終的に映像や画像として出力するレンダリング作業は、長時間にわたることが少なくありません。

また、容量が大きすぎる場合やパソコンの性能が不足している場合、途中で止まってしまったり、エラーが出てしまうことがあり、そのチェックや調整に時間を取られます。

納期直前はこうした作業や、クライアントからの修正指示に対応するために終電帰りや徹夜作業なども多く発生し、拘束時間が長くなり、心身の消耗が大きいです。

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CGデザイナーの悩み

納期と品質のバランス

CGデザイナーの多くは、作品に愛情とこだわりを注ぎ込んでいます。

しかし、ビジネスである以上、納期が設定されているため、品質とのバランスで苦しむ人も少なくありません。

もっといいものを作りたいと思いながらも、時間的な制約のために断念せざるを得ないケースも多く、悔しい思いをすることも多いです。

目と腰がつらい

CGデザイナーは長時間デスクでパソコン作業を行うことになるため、目や腰に大きな負荷を感じている人も多いです。

両方とも日常生活に影響の大きい部分でもあり、目は特にデザイナーとして仕事上も大事な部分です。

健康上の問題が生じると、将来の仕事や生活にも不安を抱えることになるため、健康管理に気をつけている人も少なくありません。

CGデザイナーを辞める理由で多いものは?

違う分野のデザインを手掛けてみたい

所属する企業によって、受注される案件の種類はある程度決まっています。

そのため、自分が担当したい分野の受注が期待できないときに、転職や独立を考える人は多いです。

CGデザイナーは実績を積むことがキャリアアップに重要なため、こうした理由での退職はよく見られます。

体力や技術に限界を感じる

CGはハードウェアの進歩によって、より精細で豊かな表現が可能になっています。

しかし、それを制作するデザイナーは、より多くの時間を投入して描き込みをしなければならず、新しい技術を勉強して修得する必要があります。

自由に使える時間が多く、体力もある若い頃は大丈夫でも、年齢を重ねるうちに難しくなり、CGデザインの現場を離れる人も多いです。