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仕事体験談

早くからケアマネジャーとして自己研鑽しておくことが大事

回答者 : ユージさん(男性/44歳)

職業名 : ケアマネジャー現在の状態 : 現役経験年数 : 6年

仕事内容
主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)として、地域包括支援センターで働いています。地域包括支援センターは、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーが中心となって、介護・福祉・保健・医療など様々な面から総合的な支援を行うところです。

大抵、地域包括支援センターは中学校区域に1カ所設置されていて、地域の人の介護の総合相談窓口となっています。

主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーの指導育成をする役割があります。地域包括支援センタ―の担当区域内で働くケアマネジャーからの相談に対応するので、豊富な知識や経験を要します。

他にも、サービス事業者の連携、行政とともに虐待問題や困難事例に取り組むこともあります。
仕事のやりがい
それ相当の責任や知識、経験、スキルが求められ、大変な仕事ではありますが、ケアマネジャーとして誇りを持って働けるやりがいのある仕事といえます。毎日、さまざまな相談が寄せられ、そのたびに、新しい難しい問題に直面しています。

例えば、ゴミ屋敷や生活困窮、家族不和、自殺企図、多重債務、虐待問題など。最近、多重債務を抱えた明日の食べる物に困っているご高齢の方を担当しています。

ご本人は精神障害や持病を複数を持っておられて、若いころから失業を繰り返しておられました。この頃では自分で外出もままならないとのこと。ご両親は他界され、兄弟とも疎遠といった状況ということで、民生委員さんから相談が入りました。まず介護保険の申請、生活保護の相談、債務整理、医療機関への受診などを行っていきました。

やがて、ご本人から「最近は食欲が出てくるようになった」と聞いて、本当にうれしく思いました。
覚悟しておいた方がいいこと
この仕事に就きたいと思ったら、なるべく早くからケアマネジャーとして自己研鑽して用意しておくことが大事です。主任ケアマネジャーの仕事は、後輩ケアマネジャーの指導育成に関わります。そして、地域の困難問題に第一線で立ち向かっていかなくてはいけません。

その実践力は日々のケアマネジャーとしての仕事の積み重ねだとつくづく思います。勉強することがとても多いと思います。介護の専門知識だけではなく、医療、保健、福祉制度、生活全般についての知識、また、地域でどんなサービス事業者があるのか、どんなサービスを利用できるのか、どんなケアマネジャーが働いているのか熟知していると働きやすいです。
給料・待遇
ケアマネジャーの給料は所属先や基礎資格、役職の有無、雇用形態などで、いくらかと言えば人によって違います。ケアマネジャーの仕事の中でも主任ケアマネジャーを持っているからといって特別手当がつくということはありません。

ただ、地域包括支援センターは公的機関なので準公務員としての給料体系です。雇用形態は常勤職が多く、年収370万円から400万円ぐらいです。介護業界では保健師や理学療法士は高い年収になりますが、他の職種は安いです。その中で、主任ケアマネジャーはまだいい方です。
この職業を目指す人へのメッセージ
この職種は平成18年にできたばかりで、まだまだ主任ケアマネジャーはこれからの仕事です。地域包括支援センターでケアマネジャーとして働くには、主任ケアマネジャーの資格が必要です。

ケアマネジャーとして5年働き、専門員研修を修了して初めてこの主任ケアマネジャーの仕事に就くことができます。

ケアマネジャーになるまでも長い期間かかりますが、それ以上にこの仕事を続けていくには、高い専門的知識や経験、スキルなどが求められます。この仕事では、自分を高める努力ができる精神力はとても大事だと思います。

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