ケアマネジャーの資格取得までの費用・勉強方法
本記事では、資格取得までの過程とその費用、どのように勉強を進めればよいかをまとめて紹介します。
目次
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ケアマネジャーの資格取得までの費用
ケアマネジャーになるまでの道のり
ケアマネジャーとしての資格を得るまでには、いくつものステップをたどる必要があります。
具体的な道のりは、以下の通りです。
- ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の受験資格を満たす
- 介護支援専門員実務研修受講試験に合格する
- 介護支援専門員実務研修を修了する
- 介護支援専門員資格登録簿への登録申請、介護支援専門員証の交付申請をする
介護支援専門員実務研修受講試験の合格までの費用
介護支援専門員実務研修受講試験は受験資格があるため、誰もが自由に受けられるものではありません。
受験資格としては、以下が挙げられます。
- 保健・福祉・医療分野での国家資格を持ち、5年以上、900日の実務経験を積んでいる
- 老人福祉施設や在宅介護業務に従事する人、施設長などで5年から10年の実務経験を積んでいる
まず、この受験資格を得るための時間やお金のことを考える必要があります。
介護支援専門員実務研修受講試験は、各都道府県によって実施されているため、受験手数料は都道府県によって異なります。
受験手数料の多くは8,000円前後ですが、令和元年度の東京都における試験の場合は12,800円と、都道府県によって差があります。
介護支援専門員実務研修修了までの費用
介護支援専門員実務研修は各都道府県によって行われています。
平成29年度に実施された東京都の実務研修の受講料は52,800円です。
介護支援専門員資格登録申請・専門印象交付申請までの費用
実務研修修了後、介護支援専門員資格登録簿に登録し、介護支援専門員証の交付を受けるにも手数料が必要となります。
平成29年度の東京都の場合、介護支援専門員登録申請の手数料が1,500円、専門員証交付申請の手数料が1,000円です。
スクールを利用する場合
もし介護支援専門員実務研修受講試験対策のために民間のスクールを利用するのであれば、その学費などがかかります。
市販の参考書を使えば数千円程度ですが、スクールの学費は数万円から10万円程度が相場です。
なお、書籍や通信講座を活用して、独学で試験合格を目指す人もいます。
ケアマネジャー試験の勉強方法
効率的な勉強方法を見つける
介護支援専門員実務研修受講試験の合格率は年々低下しており、社会人で時間のない中で合格をねらうには試験対策が重要です。
効率よく働くことはケアマネジャーに求められる能力でもあるため、試験対策のときから、それが試されているといってもいいかもしれません。
人それぞれ勉強方法はさまざまですが、すきま時間を有効に使って勉強することが必要です。
試験勉強の方法
まずは問題集をひとつ用意し、何度も繰り返して解いてみましょう。
多くの問題集に手をつけるのではなく、1冊の問題集をじっくり解くことが重要です。
次は過去問題を入手し、どういう設問パターンがあるかを把握し、問題傾向や設問パターンに慣れていきます。
何度も問題を問いていくうちに、自分はどの分野やどんな問題に弱点があるのか気づくでしょう。
試験が近くなってきたころには、試験本番と同じ条件で模擬試験や過去問題を解くことも有効です。
ケアマネジャーの試験では、基本的な知識を問う問題が多く出題されます。
すでに5年から10年のキャリアのある各種専門職の人たちが受験するため、自分の専門分野については得点を得やすいでしょう。
逆に、他分野には苦手な科目があるかもしれません。
試験ではまんべんなく得点がとれるように、日ごろからこつこつと勉強して、弱点を克服したうえで試験に臨むとよいでしょう。
ケアマネジャーの資格取得までの費用・勉強方法のまとめ
ケアマネジャーとしての資格を得るまでには、いくつものステップをたどっていく必要があります。
介護支援専門員実務研修受講試験には受験資格があるため、まずは自分が受験資格を満たしているかどうかを確認し、順を追って一歩ずつ進んでいきましょう。
ケアマネジャーを目指すために必要な費用については、試験の受験料や受講費用のほか、試験対策のためにスクールに通う場合は、プラスで数万円から10万円程度はかかります。
介護支援専門員実務研修受講試験の勉強方法としては、1冊の問題集をじっくり繰り返し解く反復練習を基本に、試験が近くなってきたら試験本番と同じ条件で模擬試験や過去問題を解くことも有効です。
働きながらの取得は大変ですが、効率よく働くことはケアマネジャーとして働くうえでも大事な能力のひとつです。
自分に合う学習方法を見つけて、こつこつと勉強を続けましょう。