美容専門学校の昼間制と通信制の違い

昼間制と通信制の大きな違い

美容専門学校には、昼間制と通信制があります。

それぞれ卒業すると国家試験が受けられますが、さまざまな違いがあるため、しっかりと踏まえた上で進学先を選ぶようにしましょう。

在学年数の違い

昼間制の場合、「2年間」の通学で学科・実習合わせて「1400時間以上」の履修で美容師国家試験が受けられます。

一方、通信制は「3年間」の通学が必要で「300時間以上(非従事者は600時間以上)」の履修で美容師国家試験が受けられます。

学習の違い

昼間制の専門学校では、決められた時間に決められた授業を受けます。

そのためしっかりと授業を受けてさえいれば一定の知識と技術が身につき、卒業することができます。

一方、通信制の場合は自分で課題をこなさなくてはならないため、自主的に勉強をする必要があります。

自分でスケジュールを決めて計画的に勉強しなくては、何年かかっても卒業できないということもあり得るため注意が必要です

学費の違い

学費は通信制のほうが安いです。

昼間制の1/3から1/4程度の学費に抑えることができ、家庭の事情で高い学費を払えない人でも十分な教育を受けることができますし、アルバイトをしながら勉強することもできます。

技術レベルの違い

国家試験対策としては、昼間制のほうが有利になるでしょう。

週5日の授業の大半を国家試験対策に費やし、講師がつきっきりで対策するため、十分な技術と知識が得られやすい環境が整っています。

通信制の場合、多くの学生が昼間には美容室などで働いているため、国家試験用の対策は空いた時間や、300時間という限られた授業内で集中して行わなくてはなりません。

ただし、美容室で働いている場合は、先輩の施術を間近で見たり、実際に働いている美容室で練習をすることも可能です。

国家試験にパスしてからサロンワークに移行すると、通信制でサロンワークを経験していた人の技術レベルは、昼間制と比較にならないほど差がついていることが多いようです。

卒業後の違い

現場で技術を学びながら国家試験対策がしやすい通信制のほうが、卒業をして第一線でいち早く活躍する上では有利になりやすいです。

ただし通信制卒業者よりも専門学校卒業者を優先して採用する企業もあるため、就職先に希望がある場合には、事前に各美容室の採用状況を調べておいたほうがよいでしょう。

通信制のメリット・デメリット

通信制の最大のメリットは、時間を自由に使えることです。

アルバイトをしながら、美容室で働きながらなど、自分に合ったスタイルで勉強できます。

自分の都合で勉強ができるため、ときにはプライベートや自分の体調を優先することも可能です。

デメリットとしては、自分でしっかりと計画をたて自己管理しなくては勉強が進まないことです。

また、学校へ通う回数が少ないため、同じ夢を持つ人と出会う機会が少なく、人脈がつくりにくいことが挙げられます。