税関職員の役割

安心・安全な社会を実現

税関では3つの大きな目標を掲げ、業務に取り組んでいます。

ひとつめは、「安心・安全な社会を実現すること」です。税関職員は、外国から覚せい剤や麻薬のような不正薬物や偽造クレジットカード等が日本国内に持ち込まれることを水際で防ぐ役割を果たしています。

特に近年では密輸事犯の大口化や多様化が問題視されており、こうしたことを防ぐための取締体制の整備には力を入れています。

税関職員がこのような社会悪物品を確実に摘発することができれば、日本国内で起こる凶悪犯罪を激減させることにつながると考えられています。

警察庁、海上保安庁、法務省などさまざまな組織と情報交換を行いながら社会を守るために積極的に取り組むことが税関職員の役割なのです。

日本を支える税金を徴収

二つ目は、「適正かつ公平な関税の徴収をすること」です。税関では輸入品などから税金を徴収しますが、ここで徴収する関税や消費税等は、約5.6兆円にもなります。

この数字は日本の国税収入の一割を占める額で、非常に大きな金額です。また、輸入後にも事後調査を行い、申告漏れを発見したり脱税を告発したりすることがあります。

このようにして、税関で適正かつ平等に税を徴収していることが、日本の納税の制度を支えていることは間違いありません。

貿易の円滑化をめざして

三つ目の目標は「貿易の円滑化を進めること」です。国際物流が高度化・多様化するなかで、税関では、貿易の際の手続きやシステム運用の改善に取り組むなどして、貿易の円滑化をめざしています。

近年では特に税関手続きのIT化を進めることで、通関手続きの簡素化・効率化、利用者の利便性の向上などを実現させています。

貿易を円滑に行い、さらにセキュリティの確保も行うことが、税関職員に課せられた使命なのです。