財務専門官と国税専門官の違い

仕事内容・役割の違い

財務専門官は、財務省財務局に所属する国家公務員です。

「金融や財政のプロフェッショナル」として、国の資産管理や災害立会、地域に密着する金融機関の検査・監督、さらには証券取引の監視などを行っています。

なお、財務局は、金融庁からの事務委任も受けています。

そこで働く財務専門官は、財務省や金融庁の施策を地域へ広報するとともに、地域の地域に密着し、住民と密接な関係を築きながら住民の声に耳を傾けて、国と地域の架け橋になっていきます。

一方の国税専門官は、財務省の外局である国税庁や税務署に所属する国家公務員です。

「税金のスペシャリスト」として、税金に関する調査や指導などを行っています。

国税専門官は、納税者である国民と国庫をつなぎ、税務行政の現場に立って国の財政基盤を支える役割を担っています。

たとえば、滞納された税金の徴収や財産差し押さえを行ったり、脱税に関する調査や刑事告発などを行うことも、国税専門官の仕事です。

国税専門官の仕事

勤務地の違い

財務専門官の勤務地は、所轄の地域の「財務局本局・財務支局」および「財務事務所」や「出張所」です。そのほか、財務省や金融庁で働く人もいます。

国税専門官の勤務地は、各都道府県にある「税務署」となります。

試験は共通する科目も多い

このように、財務専門官が主に「金融」や「財政」を専門にするのに対し、国税専門官は「税」を専門にしているように、それぞれ担う役割は異なります。

両者とも、なるためには職種別の採用試験を受ける必要があり、試験では同じような問題も出題されます。ただし、試験日が同日であるため(平成27年度現在)、併願することは不可となっています。

それぞれの仕事内容をよく調べたうえで、どちらを目指すか考えていくとよいでしょう。