財務専門官の現状と将来性

地域社会に多面的に貢献

財務専門官というと、お金そのものを触ったり、動かしているイメージを抱くかもしれません。

しかし、実際は非常に幅広い業務に携わっており、財政や金融のプロフェッショナルとして、地域社会に多面的に貢献する仕事です。

たとえば、地震や大雨、台風といった災害の発生時。財務専門官は災害が起きた地域へ出向いて、被災した道路や河川、公共施設などの復旧にかかる費用を査定します。

また、それらを復旧するためには多額の費用が必要となるため、被災した地方公共団体への財政融資資金の供給なども行います。

次に、地域の活性化。いわゆる「まちづくり」にも、財務専門官の存在は欠かせないものとなっています。

日本には国が権利を持つ土地(国有財産)がありますが、財務専門官がそれらを適正に管理し、地方公共団体等と連携して社会のニーズに応じて積極的に活用することで、より豊かな、より便利なまちづくりにも貢献しています。

このように、全国各地で財務専門官が必要とされる場面は数多くありますし、災害への対応やまちづくりといったテーマにますます注目が集まる今、財務専門官のさらなる活躍も期待されています。

国民目線での仕事

上記に挙げたような仕事は、財務専門官の仕事の一部です。

財務専門官は財政や金融等に関わるさまざまな業務を通して、日本経済をスムーズに動かし、国民が安心して生活を送れるようにするために、重要な役割を担っているのです。

「国民目線」で地域に密着しながらも、国全体の視点で経済を動かせるのが、財務専門官です。

国家公務員という安定ある社会的な立場はもちろん、スペシャリストを目指してキャリアを築いていけることや、希望によっては金融庁や財務局で働けるチャンスがあるのも、この仕事の魅力といえるでしょう。