財務専門官の研修制度、留学

新人時代の研修

財務専門官として採用が決まった人は、採用局または各局管内の財務事務所や出張所に配属されて働くことになりますが、専門知識については、さまざまな研修を受けながら身に付けていくことが可能です。

財務専門官の研修制度は充実しています。新人時代の「基礎研修」としては、入局後の4月から約2ヵ月間に渡り、財務省の研修施設での研修(全寮制)が実施されます。

この研修は、財政、金融、法律、会計等、財務局の業務に携わるうえで不可欠となる基礎知識を習得するのと同時に、社会人としてのビジネスマナーを学ぶ機会にもなっています。

また、配属先ごとの専門的で実務的な講義も行われます。

キャリアアップのための研修

基礎研修以外にも、ステップアップのための研修が多々あります。

たとえば「地方基礎研修」では、各財務局において、地域の実情に応じた基礎実務や専門実務を身に付けていきます。

また、財務専門官は異動があるため、それまでとは異なる系統の業務に携わる可能性もあります。

そのような場合には「配属別転科者研修(経済調査、財務、金融、管財の4コース)」を受け、研修を通じて実務に関する基礎知識を習得することができます。

そのほか、役職者のための実務研修や、より高度な専門知識や教養を身に付けるための研修など、キャリアに応じてたくさんの種類の研修が用意されています。

自己啓発のための研修も

自己啓発を支援する研修制度として、業務に関する知識や資格の取得を目指すための「通信研修」を受けることも可能です。

対象の主なコースとしては、

・簿記(1〜3級)
・中小企業診断
・宅地建物取引理論
・金融(5コース)
・英語(3コース)
・ファイナンシャル・プランナー(2〜3級)
・ビジネス実務法務(2〜3級)

となっています。

留学制度

財務専門官は、財務省が独自に主催する留学制度を利用して、金融や会計などの専門性をより高めていくこともできます。

留学先は国内・海外の大学院となっており、多くの人がこの制度を利用してスキルアップに励んでいるようです。