溶接工が独立するには

溶接工が独立・開業するまでの流れ

企業に雇われて溶接工として働いている人の中には「いつかは独立したい」と考えている人も少なくはないでしょう。

この業界は技術を磨き上げなければ一人前になれないので、若いうちは先輩社員から技術指導を受けられるような企業でひたすら腕を磨き、経験を積んでから独立という道が理想的です。

実際、50代や60代のベテラン溶接工になってから、会社を辞めて個人の町工場を立ち上げたり、派遣の溶接工としてさまざまな職場を転々としたりする働き方を選ぶ人もいます。

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溶接工が独立・開業するまでのキャリアパス

当然のことではありますが、独立するには個人としての技術レベルが非常に高くなくてはなりません。

年齢や学歴ではなく実力がものをいう業界なので、技術的に信頼されなければ独立しても仕事の依頼はないと覚悟しておいたほうがよいでしょう。

できれば、他人と競合しない専門性の高い資格を取得しておくことで、よりクライアントのニーズにこたえられる仕事ができるでしょう。

また、在職中から社外に業務を外注してくれる企業と繋がりを作っておき、信頼関係を作っておくなどの準備もしておくことも重要です。

溶接工の独立・開業のメリット・デメリット

独立の魅力は、年収がアップすることがある、ということです。

特に高い技術を持つ溶接工の場合、企業に勤めていた頃よりも収入が増えることはあるでしょう。

もうひとつ、独立することで、定年退職がなくなることも大きな魅力です。

60代、70代になっても現場に立って腕を磨き続けられることに喜びを感じている人も多く、人生をかけて自分の仕事を追求したい人にとって、独立は最適な手段なのです。

一方、デメリットとしては、仕事量が安定しない、給料が下がってしまう可能性があるという点があげられます。

どんな職業にでもいえることではありますが、企業に所属するよりもどうしても不安定な生活となってしまうため、その点を覚悟しておく必要があります。

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溶接工の独立・開業に必要な資金

独立、開業を目指すのであれば、ある程度の資金を蓄えておくことも大切です。

自分で作業場を持つのであれば、溶接機や運搬用のトラックなどの初期投資が必要となるため、開業する際にまとまった資金が必要になります。

機材を動かす際の電気代やメンテナンス代、ガソリン代など固定費も高いので、仕事量が安定しない最初のうちは苦労するかもしれません。

独立を目指している人は、企業勤めをしているうちに、こうした資金を貯めておいた方が良いでしょう。

溶接工の独立・開業したときの給料・年収

溶接工の平均年収は400万円前後とされていますが、独立・開業した場合安定して収入を得られるとは限りません。

収入が上がるも下がるも、溶接工自身の腕次第といえるでしょう。

その分、独立して働く場合は定年退職がないので、長く収入を得ることができます。

溶接工は年齢や職歴に関係なく実力がものをいう業界なので、70代になっても若い頃と同じように稼ぎ続けることも不可能ではありません。