傭兵の役割

世界各国の戦争に参加する戦いのプロ

傭兵とは、世界各国の国の軍隊や軍事組織に雇われて働く、フリーランスの兵士のことをいいます。

アフリカや中東など、いまだ戦争・紛争を続けている国や地域は少なくありません。

傭兵は、それらの国の軍事部隊と契約を結び、戦いのプロとして前線に出て実際に敵の部隊と闘ったり、後方支援に回って自部隊を援護します。

第三国の人間が務める傭兵の特徴は、自国の国籍を持つ兵士で構成される「正規軍」とは違う立場だということです。

何かあったときに現地の国が守ってくれるわけでもありませんし、社会的立場も確立されていません。

仕事の対価として報酬がもらえるわけですが、実際には最低限の衣食住のほかは無給に近い待遇であることも珍しくはありません。

それでも、傭兵になる人たちは自らの心の中に「自分が戦う理由」を持ち、あくまでも契約に基づく完璧な業務遂行を目的として、プロとしての誇りを持って戦いに参加しています。

即戦力になることが期待される

戦争に参加する際は、複数の傭兵を集めた部隊が構成されますが、そこに参加する一人ひとりの傭兵は国籍はもちろんのこと、年齢や傭兵としての実績・経験も異なります。

しかし、自ら望んで傭兵として海外に渡り、命をさらして戦うくらいですから、相当な覚悟と戦闘能力を持った人が大半です。

たとえば、外国人が入れる正規軍として有名なフランス外人部隊に所属していたという人や、傭兵として危険な地域の戦争に何度も参加した人、あるいは日本人であれば自衛隊出身者も多いようです。

部隊に入ってから訓練が行われることもありますが、基本的に傭兵は即戦力としてみなされます。

力があるがゆえ、正規軍より先に危険な前線への偵察や突入を求められるなど、相当な危険にさらされることも多いです。

戦死してしまう人もいますが、無事に生還して任務を果たした傭兵たちは、また次なる仕事を求めて別の戦場へと向かっていきます。