傭兵のつらいこと、大変なこと

死を間近なものとして感じたとき

傭兵にとって最もつらいことの一つは、仲間の命が失われる瞬間を間近で見ることです。

自分は運良く助かったけれど、すぐそばで、ついさっきまで会話をしていた仲間が撃ち殺されてしまった…。傭兵をやっていれば、そんな機会にも必ず直面します。

いくら覚悟しているとはいえ、死を間近に感じればやはり恐怖感を覚えますし、悲しみの気持ちが沸き起こることもあります。

しかし、落ち込みを引きずっていたら仕事になりません。そういったつらさは、何度も戦場に行くうちに徐々に慣れてくるところはありますが、傭兵デビューしたばかりのころは気分がふさいでしまう人もいます。

稼げる仕事ではない

傭兵は、決して稼げる仕事ではありません。

最低限の衣食住以外は「無給」に近い状態で働くことも珍しくはありませんし、わざわざアルバイトで必死に貯めたお金をはたいて、自腹を切って戦地へ向かう人もいます。

こういった職場環境であることは傭兵たちの中でよく知られていますから、お金を一番の目的にして働く傭兵は、ほぼいないと思われます。

しかし、いつ死ぬかわからないという状況の中で、苦しい生活を送らなければならないのはやはり大変です。

自分が戦う理由や、傭兵の仕事そのものにやりがいを見出せないと、ただ「命の危険を伴う厳しい仕事」という風にしか考えられなくなって、すぐに辞めたくなってしまうでしょう。

想像を絶する訓練も

傭兵は、基本的に即戦力としての活躍が期待されますが、部隊によっては特別な訓練が実施されます。

訓練内容はとにかく厳しく、肉体の限界まで筋肉トレーニングをしたり、森の中で長時間動かずに身を潜め続けたり、逃走の訓練として本物の銃で発砲されているフィールド上を一目散に走り抜けるようなものもあります。

訓練によって傭兵の仕事の厳しさに気付き、そこでギブアップしてしまう人もいるようです。