養護教諭の資格・免許

教員免許状

保健室で児童・生徒の健康管理に関わる仕事に従事するためには、養護教諭の資格が必要です。一般的には、大学や短大にて免許状を取得するための必要科目を修得した後に、各都道府県教育委員会から授与されます。

免許状には「一種」と「二種」、そして「専修」という3種類があります。それぞれ大学、短大、大学院を卒業(修了)し、所定の単位を修得することで取ることができます。

しかし、免許状を授与されたからといって、すぐに保健室の先生として勤務できるわけではありません。

正規採用として保健室で働く場合は、公立学校では各地の教育委員会が行なう教員採用試験に合格しなければなりません。私立学校で働く場合には、その学校を運営している学校法人の実施する試験をパスする必要があります。

これらの試験に不合格であっても、常勤あるいは非常勤講師として資格を活かすべく働く道も開かれています。

教育職員免許法が一部改正に

1998(平成10)年、「教育職員免許法」の一部が改正され、養護教諭養成カリキュラムについて変更がありました。

中でも「養護に関する科目」に、ヘルスカウンセリングに係わる「健康相談活動の理論及び方法」(2単位)が新設されたことには、注目が集まりました。

児童・生徒が抱える悩みに耳を傾け、解決に向けて本人はもとより、担任や保護者などと連携しながら支援する、養護教諭の役割がより明確に打ち出されたために設置されたからです。

これ以降も、いじめや不登校など子ども達の抱える深刻な問題は改善されておらず、免許状を取得して学校現場で働くようになってからも、日々の研鑽が求められています。

教員免許更新制

2007(平成19)年6月に「教育職員免許法」が改正され、2009(平成21)年4月1日から「教員免許更新制」が導入されました。

原則として、有効期間満了日(修了確認期限)の2年2ヶ月前から2ヶ月前までの2年間で、「免許状更新講習」を受講・修了し、都道府県教育委員会(免許を管理している組織)に申請しなければならないのです。

免許状更新講習では、文部科学大臣が認定した大学等で年度ごとに開講されます。この講習では合計30時間以上の科目を受講・修了することになります。

生年月日ごとに修了確認時期が決まっていますので、気になる方は文部科学省のHPでチェックしてみましょう。
文部科学省 教員免許更新制