養護教諭の面接

事前に面接の形式を調べて臨む

ある都道府県の養護教諭採用試験の例を紹介します。まず、一次試験では討論形式の集団面接が行なわれました。養護教諭としての「使命感、責任感、社会性等を中心とした資質について判定」されたそうです。

次に、二次試験では同じく討論形式の集団面接と、模擬授業を含む個人面接が実施されています。この面接では「教育に対する情熱と使命感、課題解決能力、豊かな人間性等を中心とした資質について判定」されたとのこと。

どちらもグループ討論の面接ですので、自分の意見を述べるだけでなく、他の受験者の話を聞く姿勢も見られますし、他者の発言を受けて討論を円滑に進めたり、まとめたりする役割を果たせるかどうか、なども審査されています。

個人面接なのか、集団面接なのか、また集団面接では討論はあるのか、などを事前に調べてください。それに加えて、大学などで志を同じくする友人と練習してから臨むと、当日の緊張感がかなり和らぎます。

一問一答

教員採用試験の面接では質問内容がある程度、決まっています。自分が受験する都道府県だけでなく、他の地域の過去問題も調べて、一問一答で自分の考えを文章化しておくと安心です。

たとえば、「あなたが養護教諭を目指した理由は?」「養護教諭に必要なものとは?」「養護教諭としてどのような保健室運営をしたいか」などは、基本的な質問です。

また、「子どもからいじめの訴えがあったとき、まず最初にどのように対処するか」や「保健室登校の児童にどのように接するか」、「問題を抱える生徒の担任と、どのように連携するか」など実際の教育現場で養護教諭が直面している事柄についても、自分の考えをまとめておきましょう。

正解のない試験

面接は、いわば「正解のない試験」です。それだけに準備が大変ですし、それ以前に何から手をつけてよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

面接試験や作文では、受験者がどれだけ真剣に、また情熱を持ってその職について考えているか、ということを試されます。

しかし、試験の準備の一環として養護教諭を取り巻く状況を自分なりに整理し、問題点や意見をまとめておけば、実際に採用されて保健室運営を任されたときに落ち着いて対応できます。

要は、どれだけ鮮明に「養護教諭として子どもたちを支援する自分」をイメージできるか、が問われるのです。