実習を行う前に気をつけること
実習は幼稚園教諭の免許を取得するのに必要な単位の一つとなっています。
実習を行う前に気を付けないといけないことがあります。社会人としては当たり前ともいえますが、以下のようなことが大切となります。
・時間を厳守すること
・身だしなみに気を付けること
・言動、行動は特に注意すること
が挙げられます。
出勤時間のせめて15分前には動ける態勢をとれるようにしておくべきでしょう。早目に出勤して、実際にどのように環境の設定をしているか、どういうことを準備しているかという勉強になります。
身だしなみは学校などで指導されますが、髪型・ヘアカラー・爪・化粧などを派手にしないことです。子どもに刺激のないように、また、怪我をさせないような身だしなみを心がけます。
言動や行動については子どものお手本となれるように常に気を付けないといけません。
さまざまな実習の種類
いざ実習に望むのですが、実習の種類はいろいろあります。「見学実習」「部分実習」「全体実習」などです。
見学実習
見学実習では幼稚園の一日の流れを知るための簡単な実習です。子どもと幼稚園教諭のかかわり方などを見て勉強します。
実習生でも子どもからしたら「先生」になりますので、恥ずかしくないような行動・対応をする必要があります。
部分実習
部分実習では一部分、幼稚園教諭に代わって子どもを受け持ちます。たとえば、子どもとお面を作ったり、ゲームをしたりします。
子どもの対応がうまくできない場合は、現場の幼稚園教諭から指導してもらいます。
どうすればよいか戸惑うこともありますが、実習することで少しずつコツを掴んできます。
全体実習
全体実習では一日を任されて子どもを受け持ちます。実習生の指導の担当になっている先生ももちろん助けてくれますが、ほとんど自分の考えで動かなければいけません。
初めての一日先生に緊張をしますが、子どもから「先生!!」と言われると緊張も和らぎます。
子どもとかかわるときには必ず目線を合わせるということに気を付けましょう。実習生の頃には案外しがちな行為ですが、上から見下ろして子どもと接することのないようにします。
上から見下ろすということは、子どもにとって威圧感・圧迫感を与えてしまうことに繋がります。
始めのうちは慣れないかもしれませんが、常に頭に置いておくと実習もスムーズに進むでしょう。