ヨガインストラクターの仕事内容

「健康ヨガ」の正しい実践法を指導する

ヨガインストラクターの仕事は、「健康ヨガ」の正しい実践方法を教えることです。

ヨガスクールやスタジオ、教室での集団指導やマンツーマンの個別指導を通じて、正しいポーズやヨガ独特の呼吸法などを指導していきます。

「健康ヨガ」とは、インド生まれの伝統的なヨガに、フィットネス感覚や現代医学の要素などを取り入れ、1970年代以降に開発されたものです。

その種類は、「パワー・ヨガ」や「ホット・ヨガ」、「アヌサラ・ヨガ」、「アロマ・ヨガ」などいくつかに分けることができます。

1990年代のアメリカで、マドンナ、メグ・ライアン、ジュリア・ロバーツといったニューヨークのセレブやハリウッドスターの間に広まり、2000年前後に日本へ紹介されました。

日本では2004年頃からブームとなり、現在でも20代、30代の女性を中心に人気があります。

心身の調整や健康維持、疲労やストレスの解消、ダイエット、体のゆがみの矯正などを目的として行われています。

そのため、修行を目的とする伝統的なヨガに対して、「健康ヨガ」と呼ばれているのです。

ヨガインストラクターの仕事の流れ

ヨガを指導するには、まず、指導メニューを作成する必要があります。

どのような人を対象として、何を目的とするのかによって、指導時間の長さを決めます。

そして、生徒のレベルや体力に応じ、難易度や指導の流れを考えながらメニューを考えます。

1レッスンの指導時間は60分~90分程度です。

最初の5分~10分では、季節の話や最近の出来事、ヨガをする意味や生き方などについて話します。

生徒が集まった直後は、スタジオ内の雰囲気がどうしてもわさわさとしています。

話をすることで生徒たちの呼吸を整えつつ、スピリチュアルな雰囲気をつくっていきます。

スタジオ内の雰囲気が良くなれば、ウォーミングアップを行った後、いろいろなポーズと呼吸法を行います。

その間、ヨガインストラクターは、生徒の間を動き回って声をかけたり、ポーズを直したり、あるいはお手本を見せながら声でリードしてレッスンを進めていきます。

最後の5分は、床に大の字で寝る「屍のポーズ」でしめくくり、全身をリラックスさせて終わるのが一般的です。

指導をするうえで大切なこと

ヨガは、正しいポーズや呼吸法で行わなければ、効果がでないばかりか、かえって体を痛めたり、体調を崩してしまうこともあります。

さまざまな年代の生徒を指導する機会が多く、なかには障害を抱えている人、加齢などで思うように身体が動かせない人もいます。

生徒一人ひとりの体調や体力、状態、レベルに気を配り、無理をさせないことが大切です。

ヨガインストラクターの就職先・活躍の場

ヨガインストラクターの働く場所には、以下のようなところがあります。

・ヨガスクールやヨガスタジオと呼ばれるヨガの専門教室
・スポーツジムやフィットネスクラブ
・地域のカルチャースクール
・伝統的なヨガ教室

なかにはフリーランスとして個人指導を行っているヨガインストラクターもいます。

ジムで教えるだけでなく、個人の自宅や、老人ホームといった施設を訪れ、出張指導を行うこともあります。