アヌサラヨガのインストラクターになるには

ハタ・ヨガの指導者が1990年代後半に創始

「アヌサラ」とは、サンスクリット語で「流れに身を任す」、「心に従う」という意味です。

1990年代後半、ハタ・ヨガの指導者だったジョン・フレンド氏が考案しました。従来のハタ・ヨガとタントラ哲学を融合させ、さらに、解剖学やセラピーの要素も取り入れています。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ヨガは誰にでもできるというイメージを広めた

タントラ哲学とは、この世に存在するすべてのものに善や美を見出し、人生を肯定的に見ることを提唱する哲学のことです。

解剖学やセラピーの要素を取り入れたことで、体に負担をかけず、自分のもつエネルギーや潜在能力を引き出すことを目的としています。

体が硬いとできないし、ヨガは難しいというイメージを覆し、ヨガは誰にでもできるというイメージを広めることに成功しました。

アヌサラヨガのインストラクターになるには

アヌサラヨガの専門インストラクターになるのは、かなり大変です。最終的にアメリカ本部から認定されなければなりませんが、認定されるまで、かなりの期間と費用がかかります。

インストラクターになるためには、まず、アメリカ本部から「アヌサラヨガ・インスパイアド・インストラクター」という資格を認められなければなりません。

これは、アヌサラヨガの「インストラクターを目指す者(卵)」として認められることです。

「アヌサラヨガ・インスパイアド・インストラクター」として認められるには、ヨガ哲学や解剖学、呼吸法、瞑想、ケガなどへの対応を徹底的に勉強する必要があります。

また、クラス内で生徒と心の会話をするためのトレーニングもしなければなりません。

さらに、一定の基準を満たしたうえに、トレーニング担当講師の推薦を得たり、クラス査定や筆記試験にも合格する必要があります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

インストラクターになるための申請条件

インストラクターになるための申請条件は、次の通りです。

1) サーティフィケーションを保持する先生についてアヌサラヨガを2年以上勉強している
2) 最低2年以上、ハタヨガスタイルでの指導経験がある
3) 最低200時間以上のアヌサラヨガの勉強をしている
4) 最低イマージョン1,2、もしくはそれ相当のトレーニングを修了していること
5) アヌサラ講師によるティーチャートレーニングを最低35時間以上受講していること
6) アヌサラヨガ ティーチャートレーニングマニュアルならびにアヌサラヨガティーチャートレーニングの基礎すべてに目を通し、充分に勉強していること
7) アヌサラインスパイアドヨガと称してクラスを行う場合、アヌサラヨガの方法論や哲学と他のティーチイングスタイルと混同しないこと
8) あなたのクラスを見学したサーティフィケーションを保持する先生が記入した査定票を提出すること

資格取得に平均で4年以上かかる

「アヌサラヨガ・インスパイアド・インストラクター」として認められた後も、さらにヨガ経験とティーチング経験、そして、アヌサラ資格保持講師とのトレーニングを重ねた者だけが、ようやく最終試験を受けられます。

最終試験に合格するのも、またかなり難しく、アメリカでも、ヨガインストラクターの中でアヌサラヨガのインストラクターになるのが最も大変といわれています。

「アヌサラヨガ・インスパイアド・インストラクター」として認められた後、最低でも2年以上、平均で4年はかかるようです。

自分が、アヌサラヨガを通じて人間として成長していくという気持ちがよほど強くないと、なかなか続けられなないといわれています。