予備校講師の現状と将来性

競争が激化

少子化の影響を受け、予備校業界も生き残りをかけて熾烈な競争を繰り広げています。

大学側も少子化を深刻な問題ととらえ、大学入試そのものを見直す動きが広がっています。

AOあるいは推薦入試での学生獲得に力を入れる一方で、今や一般入試での大学入学者は全体の半数程度に留まっています。

一般入試の対策をメインにしている予備校にとっては、非常に厳しい状況といえるでしょう。

また、長期的な不況を受けて現役志向が強まりつつある中、予備校に通う浪人生の数も激減しているようです。

日中は浪人生対象の授業を展開している予備校も少なくないため、経営への影響が懸念されます。

大手予備校も規模縮小を余儀なくされている現在、今後どういった方法で生徒を確保するかが業界全体の課題となっています。

すでに予備校間での価格競争も進んでおり、その分、予備校講師の給料や待遇が落ちているところもあるようです。

予備校講師の将来性

予備校業界全体が苦しい状況下にはありますが、指導対象の拡大や個別指導への取り組みなど、生徒の確保に向けて工夫をしている予備校も多く見受けられます。

また、長引く不況もあり、自分の子どもをできるだけ良い大学に入れたいと考える親も多いため、今後も予備校には一定の需要があると考えていいでしょう。

その中で、将来的に生き残れる予備校を選ぶことが、予備校講師にとって重要なポイントといえます。

また、予備校講師として人気が出れば、複数の予備校から授業のオファーを受けることもあります。人気が出るほど給与も高くなり、中には年収数千万円を稼ぐカリスマ予備校講師も存在します。

実力さえ伴えば、将来の見通しは明るいといえるでしょう。

人気教師は引く手あまた

予備校同士の競争が激化する中で、業界内では人気予備校講師の取り合いが行われている状況です。

一般的に、予備校講師の給与は基本報酬×担当コマ数という形の歩合制です。そのためスケジュールの自由度が高く、複数の予備校を兼任する予備校講師が多くなっています。

チャンスを掴むことができれば、予備校講師としてのスキル、給与ともに着実にアップさせることができるでしょう。

中には、担当科目の教本などを執筆して、副収入を得ている予備校講師もいます。

新人の間はハードな日々を送ることになるかもしれませんが、人気が出れば若いうちから第一線で活躍することもできる職業です。