薬剤師の資格

薬剤師は「国家資格」

薬剤師は「国家資格」を取得している人だけが就くことができる職業です。

「国家資格」というのは国の法律に基づいて与えられる資格で、この資格がない人が商売として仕事をすると法律違反になります。医療という人の命に係わる仕事に従事する薬剤師は、医師や看護師と同じように「国家資格」が必要な職業なのです。

資格取得の第一歩は大学

薬剤師の国家資格を取るためには、2つのステップが必要になります。

まず必要なのは薬学が学べる大学を卒業することです。薬学系の学科を設置している大学は全国に74校あり、「国立」「公立」「私立」とさまざまな大学があります。

薬剤師をめざす人は、まずはこうした薬学系の大学に入学し、6年かけて「有機化学」や「生物化学」「薬剤学」「疫病学」などの授業から調剤薬局での実習まで、薬学に関する幅広い知識や技術を身につけます。

このカリキュラムを修了し、卒業した人か卒業見込みの人には、薬剤師国家試験の受験資格が与えられます。

国家試験合格で薬剤師に

薬学系の大学で学んだ人に次のステップとして求められるのが、薬剤師国家試験に合格することです。薬剤師国家試験は3月に2日間の日程で実施され、「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「法規・制度・倫理」など薬学に関する幅広い分野から出題されます。

合格率は、例年平均で70%〜90%ほどとなっています。試験は年に一度だけなので、不合格の場合はまた翌年受験することになります。

この試験に合格して申請をすると、厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、晴れて薬剤師免許が与えられます。ようやく「薬剤師」として働くことができるのです。

一度与えられた免許は更新の際に試験などはなく、基本的にはずっと有効です。