ライター講座で学べることは? メリット・デメリットはある?

ライター講座で学べること

1.文章力の向上

近年はインターネット上で読める文章、いわゆる「Webライティング」の需要が大きくなり、雑誌であっても、近年は格式高い文章よりも各媒体の読者層に合わせてある程度砕けた文章を書くのが主流となっています。

こうした背景から「わかりやすい文章」「読者に受け入れてもらえる文章」を書くことの訓練が行われます。

具体的には、出されたテーマに関して決められた文字数で記事を書き、それを講師陣が添削するというスタイルが一般的で、この繰り返しによってライティングに必要なスキルを身に付けていきます。

2.書いた文章の編集方法

通常、記事執筆を請け負う際には、DTP作業して納品するパターンと、記事をWordやメモ帳などのファイルでそのまま納品するパターンとに分かれます。

雑誌や書籍については、現在ほとんどがDTPによって編集の手が加えられています。

本来は編集プロダクションが行う作業でありますが、近年はライターが執筆と同時に行う場合もあるため、講座で編集の仕方を勉強し、実務で生かせるようにしておきます。

3.仕事の一連の流れ

文章の執筆から編集、印刷会社への入稿、さらに自分の記事が書籍もしくは雑誌になるまでの一連の流れを研修することができる講座もあります。

ライターにとっては、記事の納品後はあまり知るところではないかもしれませんが、一度どのような流れで自分の記事が使われているのかを知ることによって、仕事のモチベーションが高まったり、より仕事を進めやすくなったりすることもあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ライター講座の利点

現役ライターの話が聞ける

ライター講座の講師はプロの現役ライターの場合がほとんどですので、ライターから生の声や体験談を聴けるのであれば、それだけでも受講する価値はあるでしょう。

どのような過程で記事を請け、どのように雑誌に掲載されるのか、職業として成り立つのかなど、中には手厳しい現実を突きつけられるときもあるかもしれませんが、このような機会がなければ初心者がライターの実情を知ることはできないのも事実です。

人脈ができる

ライター講座を受講したあとに、そのツテで執筆の依頼がくるケースもしばしばあります。

ライター講座を仕事探しの場としても生かすことができますし、同じライター志望の人と仲良くなり、お互い切磋琢磨するのも良い経験です。

ライター講座で知り合った人が編集プロダクションや出版社に契約採用されれば、人手が足りなくなったりした際には自分を推薦してもらうようお願いすることもできます。

これは立派なツテであり、コネクションといえます。

職業柄、ライターは他のライターと交わることはそれほどありませんので、このような講座を受けることはそれだけでも大変意義があることといえるでしょう。

ライターの通信講座とは?

ライターの通信講座

ライターになるための技術などを学べる場として、通信講座もあります。

通信講座では、おもに教材やテキストが自宅に送られてきてDVDの講義を見ながら勉強をします。

なかには、チャットやテレビ電話を利用して、講師に質問をすることができるものもあります。

ライターの通信講座のメリット

通信講座は通学制の講座よりもだいぶ(数万円から場合によっては10万円以上)学費が安く設定されていることが多いです。

講師による直接の指導ではありませんが、「文章力の向上」を目指すことはできます。

ライターとして必要な文章力を養うこと、またコピーライター志望であれば、新しいアイデアをどのように生み出すか、どのようなイメージトレーニングが必要なのか、どのようなキャッチコピーが売れるのかなど、分野によって異なる文章スタイルを細かく学びます。

また、現役ライターからライターとしての心構えや不安要素、プロライターの実情なども教えてもらうことができるのもメリットの1つです。

ライターの通信講座のデメリット

通信講座のデメリットは講座修了(卒業)後の仕事の斡旋や就職サポートなどが基本的にないという点です。

通信講座を受けて、プロライターとして活躍したいと考えているかもしれませんが、仕事は自分自身の力でとってこなくてはなりません。

通学制のスクールであれば学校のツテで編集プロダクションや出版社から依頼が来る可能性もありますが、通信講座ではそのような機会はほとんどないため、自分で道を切り開いていかなくてはならないでしょう。