Webメディア企業で働くには? 必要な資格や学歴はある?

Webメディア企業への就職

Webメディア企業社員として働くには、基本的に、各企業が実施する社員採用試験を受験する必要があります。

大手企業など新卒社員を定期的に採用している企業もあり、そこでは就職情報サイトや各社の採用ホームページなどで募集要項が掲載されています。

Webメディア企業の仕事は多岐にわたりますが、「総合職」として採用され、入社後に会社の状況や本人の希望・適性によって各職種に配属されるケースもあれば、最初から各職種での募集がかけられることもあります。

ただし、未経験者がいきなりWebプロデューサーWebディレクターといったような専門性が高く、全体を見る必要がある仕事に就くことは難しいため、まずはアシスタントという形で先輩社員の下で仕事を覚えていくのが一般的な流れです。

Webディレクターの仕事
Webプロデューサーの仕事

新卒採用の場合「大卒以上」の学歴が求められることが多いですが、なかには、熱意があればほぼ学歴不問で採用している企業も存在します。

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小規模の企業も多くある

比較的歴史が新しく、スピード感があるインターネット業界全体にいえることですが、Webメディア企業のなかには社員数名だけで事業を営んでいるベンチャー企業も多数存在します。

そのような小規模の企業では、お金をかけて大々的な求人広告を出していないことがよくあり、人からの紹介で入社するといった事例が珍しくないようです。

この業界では人の入れ替わりは比較的激しく、新たな人手を欲している企業もたくさんあります。Web業界に関連する人脈を築いていると、そうした話をもらえることがあるかもしれません。

アルバイトからスタートすることも

Webメディア企業では、正社員だけではなく、契約社員やアルバイトなどの形で働く人もたくさんいるようです。

とくに未経験者の場合は必ずアルバイトからスタートということもありますが、経験を積んでスキルアップすれば社員になれる企業も多くあります。

Webメディア企業は数が多く、各社で採用方法や募集職種なども異なります。また、新しい企業が次々と出ては消えているのも事実です。

どのような会社で働きたいのかをよく考えて、最新の情報を集めてみるとよいでしょう。

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Webメディア企業社員に必要な資格、スキル

特別な資格は必要ない

Webメディア企業で働くうえで、あるいはWebメディア企業に就職するために、絶対に必要とされる資格はありません。

採用試験で資格を持っていることを問われることはほとんどありませんし、仕事をするうえで必要になる知識やスキルも、仕事をしたり自分で勉強をしたりしながら身につけることができます。

企業によっては会社が独自の研修制度を設けており、勉強をサポートしてくれるようなこともあります。

もちろん、Webに関する知識を事前に持っていれば仕事に役立たせることはできますが、ないからといってさほど心配することはないでしょう。

関連する資格はいろいろ

Webメディア企業社員の仕事に関連するWeb系の資格はさまざまあります。

取得必須ではなくても、以下のような資格を持っていることで、より知識が深まって仕事がしやすくなることはあるかもしれません。

・Webリテラシー試験
・Webディレクター試験
Webデザイナー試験
・Webアナリスト検定
・Google Partner認定試験
・ネットマーケティング検定
・ITパスポート試験
・Webライター技能士検定

Webメディア企業で必要になるスキル

Webメディア企業社員にとって必要なのは、資格以上に、この仕事に向かう情熱や情報に対する感度、発信する力、コミュニケーション能力といったものかもしれません。

これらのことは、仕事を通じて身につく部分もありますが、自分の意識次第でいかようにも高めていくことができるでしょう。

あとは、職種によって具体的に必要なスキルが少しずつ変わってきます。

ライターであれば文章を構成する力が必要ですし、エンジニアであればプログラムを組む力、デザイナーはWebデザインに関するスキルが問われます。

さらにコミュニケーション能力、提案力、マネジメント力などを備えていけば、Webメディア企業で幅広い仕事に携わることができるようになるでしょう。

女性のWebメディア企業社員は活躍できる?

女性の活躍が強く求められている

Webメディア業界は、他の業界と比べても女性の活躍が大きく期待されている業界のひとつであるといえるでしょう。

それというのも、Webメディアにはさまざまなジャンルのものがあり、美容、ファッション、ライフスタイル、恋愛など、女性をターゲットにしたWebメディアを手掛ける企業も多く存在しているからです。

とくに最近では、女性向けのWebメディアの勢いが強まっているといわれ、今後もそうしたものが数多く作られていくでしょう。

もちろん、Webメディアには男性・女性問わずに関わることができますが、世の中に求められるものを生み出すためには、ターゲットに深く寄り添った「女性の視点」が必要とされているのは間違いありません。

流行やトレンドは日々移り変わるため、Webメディア企業では、つねに新しい感性やセンスを持った人材が必要とされます。

「こういうWebメディアを作りたい!」という熱い気持ちを持った女性社員が、大いに活躍できるでしょう。

女性にとっての働きやすさは?

Webメディア企業では、20代~30代の若手の女性社員も多く働いています。

そうした企業は、他のITやWeb系企業と同様に比較的歴史の浅い企業が多いことから、柔軟な発想で、社員の働きやすい環境づくりに取り組んでいるようです。

たとえば、社員がアイデアを出し合って新しい社内制度を立ち上げたり、ユニークな福利厚生を作るといったこともよく行われています。

長い歴史を持つ企業とは異なり、すべてが整っているとは限りません。自身が初の産休取得社員になるといったこともあるかもしれません。

しかし、Webメディア企業は社員の平均年齢が若い企業が多く、入社間もない人でも意見を出しやすいため、自分で考えて、行動し、働きやすさを追求していくことも重要だといえるでしょう。

そうしたことができれば、自分の思っていることを形にする喜びを味わい、やりがいを感じながら働けるはずです。

Webメディア企業の就職、求人、採用の状況

成長している企業は新卒も採用

Webメディア企業は、大手企業からベンチャー企業までたくさんの企業がありますが、すべての企業が定期的に社員を採用しているわけではありません。

大手の場合、それなりに事業が安定しており、複数のWebメディアを運営していたり、従業員数も比較的多めとなっていることから、毎年新卒社員を必ず採用しているようなところもあります。

一方、ベンチャーの場合は意欲ある人材は求めていても、教育する体制がまだ整っていないといったこともあり、なかなか積極的に新卒採用は行っていない場合もあります。

しかし、Webメディアを制作したり運営したりするのは「人」ですし、ベンチャーでは新規事業・新サービスも次々と手掛けられています。

それらを生み出す際にも人手が必要になるため、目立つ形で求人を出していなくても、熱意をぶつけてみると面接が行われ、雇ってもらえる可能性もあります。

Webメディア企業への就職を目指す場合、主体的に行動していく気持ちが必要になるでしょう。

採用人数が少ない企業も

Webメディア業界全体として、一度に何百人といった大量の人数の新卒社員が採用されることはほとんどありません。

有名なWebメディアを持っていても、従業員数は数十名程度という企業は少なくありませんし、そこで採用するのは1、2名といったことはよくある話です。

一方、Webメディア業界は若い人の生活にも身近になっていることから、就職先として人気が高まっており、採用試験は高倍率になることもあります。

ライバルに負けないようにも、学生のうちにWebメディアについてよく調べておいたり、そこで働いたりする意欲を高めておくことが重要だといえるでしょう。

また、Webメディア業界ではインターンを実施している企業もあります。できるだけ早い段階で仕事を体験・理解しておくことで有利になる部分もあるでしょう。

Webメディア企業の志望動機・面接

志望動機

これからWebメディア企業を目指す若い人にとって、Webメディアはもはや日常生活になじんでいるものかもしれませんが、Webメディア業界は1990年代後半以降に成長し、2000年以降大きく発展してきた比較的新しい業界です。

志望動機を考える際には、自分がWebメディアにどのような接点を持ち、何をきっかけにそれを深く関心を持っていったのかということを内容の一部に盛り込むとよいでしょう。

Webメディア企業で働くということはつまり、メディアの「一般ユーザー」から「作り手」の立場になるということ。

ユーザー目線ではなく、ユーザーが何を求めているのかを考える頭が必要になってきます。

志望動機ではまず、自分はWebメディアを通じて人に何をこんなことを伝えたいという気持ちを、素直に表現することを心がけたいものです。

また、Webメディア企業は規模が大きめの企業から、生まれたばかりのベンチャー企業までさまざまあり、企業によって手掛けているWebメディアの種類や内容も異なります。

そうした点もよく踏まえたうえで、その企業に合った志望動機を考えるとよいでしょう。

面接のポイント

Webメディア企業の面接は、一般的にイメージされる型にはまった面接というよりも、より自由で、よりフランクな形で行われることが多いようです。

Webメディア業界では若い人がたくさん活躍しており、面接官も若手になる場合があります。

また、服装はスーツではなくカジュアルで働く企業も多いため、そうした和やかな雰囲気の中で面接が行われることもあるでしょう。

しかし、面接に臨む際には他の業界の企業と同様、志望動機を中心に、自分がそこで働きたいという思いを存分にぶつける意思が必要です。

また、自分の強み・弱み、自己PR、学生時代に学んだことなど一般的な質問がなされることもあるため、よく考えておきたいものです。

Webメディア企業の面接では、現時点での知識やスキルよりも、これからどうなりたいか、どんな仕事をしていきたいかという考えや熱意が合否の大きな判断材料になることが多いようです。

Webメディア企業への転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途でWebメディア企業を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

Web分野に強い転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、Webメディア企業の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそもWebメディア企業が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。

なお、対応エリアは「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀」となります。

どちらも登録・利用はすべて無料なので、ぜひ登録して気軽に相談してみてください。