仕事体験談 若いうちから大きな案件に携われる 回答者 : ゆうさん(男性/24歳) 職業名 : Webディレクター現在の状態 : 現役経験年数 : 2年以上 仕事内容 IT企業にてWebディレクターを担当しております。 私の勤務地は新宿近辺で、規模としては300名ほどで、この業界では中小レベルの規模です。 一言に「Webディレクター」といってもぴんと来ないかもしれませんが、簡単に言うと「ホームページを作る、更新する、修正する監督」です。 具体的には、スケジュール作成や提案業務、依頼内容をもとに確実な構築内容に変え、政策担当に卸す…といったサイト制作にかかわるほぼすべての業務を担当します。 もともと、サイト制作経験があったということと、トレンドのスピードが速い業界で常に最新のものに触れていきたいと考えたため、この職業を目指しました。 仕事のやりがい 一つのサイトを作り上げたときには、どんなにつらい過程があったとしてもとてもやりがいを感じられます。 どんなにつらい過程があってもと言うのは、実は多くの人がホームページというものを理解していないため、割と無理難題を押し付けようとしてくる先方担当者が多いのです。 例えば、コーポレートサイトのリニューアルにおいては、そういった担当者の依頼を正しく汲みとり、軌道修正をしてあげます。 「こういうことですよね?」「それよりも、こうしたほうがいいですよ」等と、これがかなり力を使います。 また、軌道修正した依頼内容でも、今度は自分の会社の制作担当に理解してもらわなくてはなりません。 仕様としての理解はもちろんのこと、その意図や、率直に「仕事が増えますがやってください」という理解です。 ときには制作担当はもちろんのこと、場合によっては先方担当と言い合うこともあります。 しかし、共通しているのは「良いコーポレートサイトを作る」ということなので、最終的には丸く収まります。 そういった過程を踏まえ、一つのコーポレートサイトができあがったとき、「やっと終わった」という達成感と「良いものができた」という嬉しさは今でも毎回こみ上げてきます。 覚悟しておいた方がいいこと はっきり言って、ほとんどの会社がブラックです。 多くのディレクター業務がクライアントありき、もしくはクライアントファーストとなってしまっているため、夜遅くに修正依頼がくればなるべく対応しなくてはなりません。 また、もし何かサイト上のミスがあれば責められ、休日返上で対策をとる必要があります。 待遇なども会社によってよりけりです。 ただ、IT企業というだけあって福利厚生が充実している会社が多いです。 日々忙しいため、社外で使えるものではなく、社内カフェテリアなどといった社内で使えるものが多いでしょう。 給料・待遇 新卒で入社した際の給与額としては、月収の額面は24万円でした。 その後、1年半経験を積み、同じく同業界・同職種に転職したところ、月収の額面は30万円とアップすることができました。 年収で言うと、340万円だった年収が420万円まで増加しました。 経験する内容や量にもよりますが、人の流れが激しいため、一年半でも経験を積めば経験者として転職ができます。 その会社次第ですが、周囲の人を見ても、一つの会社で昇給を目指すより、ある程度知識がたまった時点でスキルアップも兼ねた転職をしてしまった方が良い印象を持っています。 この職業の恋愛・結婚事情 私の会社の場合、社内恋愛が多いです。 ディレクターと制作が、一つの案件を通して恋仲に…というのはよくあることだと思います。 あまりWeb業界のことを知らない人と恋愛・結婚をすると、あまり時間をとってあげられないことで最終的に上手くいかないケースが多いようです。 一方で同業、つまり社内で恋愛・結婚となるとお互いの忙しさ、職種の性質を理解しているため、そこまで問題に発展しないようです。 ただ、総じて言えることは独身が多いということです。 この職業を目指す人へのメッセージ はっきり言って、めちゃくちゃ忙しいです。 会社によってはお客さんからも、制作からもきつく言われたりと、板挟みになることもあります。 給料も低いですし、休みも取りづらい、ベンチャー企業ならいつなくなるかわからない… これだけを聞くと、誰がやるの?と思うような仕事だと、つくづく思います。 ですが、良い面もたくさんあります。 割と若いうちから大きな案件に携われますし、得るスキルというのは幅広く、どれかを特化させようと思ったときにスムーズにはいれるでしょう。 また、最低限、Webの知識は普通の人よりつきます。 これは、今後の社会においても大きなメリットといえるでしょう。 最終的に得るものが大きいと判断できる人ならば、ぜひ目指しても良い職種だと思います。 前の記事へ
私の勤務地は新宿近辺で、規模としては300名ほどで、この業界では中小レベルの規模です。
一言に「Webディレクター」といってもぴんと来ないかもしれませんが、簡単に言うと「ホームページを作る、更新する、修正する監督」です。
具体的には、スケジュール作成や提案業務、依頼内容をもとに確実な構築内容に変え、政策担当に卸す…といったサイト制作にかかわるほぼすべての業務を担当します。
もともと、サイト制作経験があったということと、トレンドのスピードが速い業界で常に最新のものに触れていきたいと考えたため、この職業を目指しました。
どんなにつらい過程があってもと言うのは、実は多くの人がホームページというものを理解していないため、割と無理難題を押し付けようとしてくる先方担当者が多いのです。
例えば、コーポレートサイトのリニューアルにおいては、そういった担当者の依頼を正しく汲みとり、軌道修正をしてあげます。
「こういうことですよね?」「それよりも、こうしたほうがいいですよ」等と、これがかなり力を使います。
また、軌道修正した依頼内容でも、今度は自分の会社の制作担当に理解してもらわなくてはなりません。
仕様としての理解はもちろんのこと、その意図や、率直に「仕事が増えますがやってください」という理解です。
ときには制作担当はもちろんのこと、場合によっては先方担当と言い合うこともあります。
しかし、共通しているのは「良いコーポレートサイトを作る」ということなので、最終的には丸く収まります。
そういった過程を踏まえ、一つのコーポレートサイトができあがったとき、「やっと終わった」という達成感と「良いものができた」という嬉しさは今でも毎回こみ上げてきます。
多くのディレクター業務がクライアントありき、もしくはクライアントファーストとなってしまっているため、夜遅くに修正依頼がくればなるべく対応しなくてはなりません。
また、もし何かサイト上のミスがあれば責められ、休日返上で対策をとる必要があります。
待遇なども会社によってよりけりです。
ただ、IT企業というだけあって福利厚生が充実している会社が多いです。
日々忙しいため、社外で使えるものではなく、社内カフェテリアなどといった社内で使えるものが多いでしょう。
その後、1年半経験を積み、同じく同業界・同職種に転職したところ、月収の額面は30万円とアップすることができました。
年収で言うと、340万円だった年収が420万円まで増加しました。
経験する内容や量にもよりますが、人の流れが激しいため、一年半でも経験を積めば経験者として転職ができます。
その会社次第ですが、周囲の人を見ても、一つの会社で昇給を目指すより、ある程度知識がたまった時点でスキルアップも兼ねた転職をしてしまった方が良い印象を持っています。
ディレクターと制作が、一つの案件を通して恋仲に…というのはよくあることだと思います。
あまりWeb業界のことを知らない人と恋愛・結婚をすると、あまり時間をとってあげられないことで最終的に上手くいかないケースが多いようです。
一方で同業、つまり社内で恋愛・結婚となるとお互いの忙しさ、職種の性質を理解しているため、そこまで問題に発展しないようです。
ただ、総じて言えることは独身が多いということです。
会社によってはお客さんからも、制作からもきつく言われたりと、板挟みになることもあります。
給料も低いですし、休みも取りづらい、ベンチャー企業ならいつなくなるかわからない…
これだけを聞くと、誰がやるの?と思うような仕事だと、つくづく思います。
ですが、良い面もたくさんあります。
割と若いうちから大きな案件に携われますし、得るスキルというのは幅広く、どれかを特化させようと思ったときにスムーズにはいれるでしょう。
また、最低限、Webの知識は普通の人よりつきます。
これは、今後の社会においても大きなメリットといえるでしょう。
最終的に得るものが大きいと判断できる人ならば、ぜひ目指しても良い職種だと思います。