和裁士の見習い・弟子入り

和裁士になるための見習いや弟子入りというのは、どこで募集を探し、どのように申し込むのでしょうか。また、見習いや弟子入りには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

見習い・弟子入りを申し込むには

希望地域の和裁所で見習いを募集していないか、インターネットで調べてみましょう。和裁所のホームページを探してもいいですし、仕事検索エンジンでキーワード検索をしてもいいでしょう。見習い募集をしている和裁所を見つけたら、応募要項に従って応募しましょう。

個人で仕立てをしている人の下で、和裁について学ぶのが一般的に「弟子入り」のコンセプトでしょう。共通の知人を通して紹介してもらったり、または元々和裁教室の先生だった人に弟子入りするなどの方法が考えられます。しかしやはり、初めからお互いの身元が分かっている状態でないと、弟子にしてもらうのは難しいでしょう。

見習い・弟子入りのメリット

和裁所で見習いとして働くメリットは、無料で和裁の基本から応用までを教えてもらえるところでしょう。また、低料金で寮を提供してくれる和裁所もあります。さらに、一通り基本をマスターした後は、自分で縫った和服の仕立て代をお給料として受け取れる和裁所も多いです。

弟子入りのメリットとしては、師匠とマンツーマンに近い形で接するため、技術をじっくりと見て覚えられることでしょう。また、弟子入りも見習い同様、労働力を提供する代わりに授業料が無料というシステムですので、経済的です。

では、デメリットは?

和裁所の見習いの場合、他の見習いの人や、先輩などとの人間関係を上手く築けないと、居心地が悪い思いをしてしまいます。人付き合いが苦手だから和裁士になりたいと希望する人もいますが、見習いの時点ではそうもいきません。実際に一人前の仕事ができるようになればひとりで仕事に打ち込むことは可能です。

弟子入りの場合は周囲との人付き合いはあまりありませんが、師匠との折り合いが良くないと、やはり辛いものがあるでしょう。また弟子入りの場合、仕事と私生活を分けずに弟子を下働きのように使う師匠もいるそうです。勉強させてもらっているから、という気持ちで耐えられる人と、納得がいかないと思ってしまう人、これは弟子入りする側の性格や覚悟によって変わってくるところでしょう。