和菓子職人の志望動機の考え方と3つの例文を紹介

和菓子職人を目指すきっかけで多いものは?

和菓子職人を目指すきっかけで多いものは、和菓子が大好きだということです。

味や見た目の美しさ、芸術性に惹かれる人が多く、和菓子の世界観や職人の技術に憧れて和菓子職人を目指した人もいます。

またひとくちに和菓子といっても、繊細な手作り生菓子の高級店、どら焼きなどの庶民的な焼き菓子店、羊かんなどの練り物を中心に扱う老舗店、ポピュラーなチェーン店などさまざまです。

食べた和菓子の中で、「この商品が大好きで作り手になりたい」とその店や商品にほれこんで和菓子職人を目指す人もいます。

さらに「和」や和菓子の文化を受け継ぎ守りたい、新しいものを生み出したいという人も多いです。

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和菓子職人の志望動機の考え方

和菓子職人の志望動機で「和菓子が好き」ということを1番にあげる人が多いですが、これだけでは少々弱い志望動機になってしまいます。

和菓子職人の下積み時代は10年弱と長く、重労働の多い力仕事であるため、挫折してしまう人も多いです。

そのため志望動機は単に和菓子職人に憧れているだけでなく、「この店や企業で修行をしたい理由」や「どんな和菓子職人を目指したいのか」を盛りこむとよいでしょう。

店舗を選んだ理由として、商品への思い入れをアピールする人が多くいますが、これは採用担当者がもっとも喜ぶ動機のひとつです。

また目標であれば、「新しい和菓子を生み出したい」「お客さまを笑顔にしたい」「大好きな貴店のどら焼きを日本一有名などら焼きにしたい」「自分の店を持ちたい」などが考えられます。

店舗や会社を選んだ理由と目標を加えることで、採用担当者に明確に熱意が伝わります。

和菓子職人の志望動機の例文

和菓子を食べる、作ることが好き

「小さいころからあんこを使った菓子を作るのが好きで、とにかく和菓子に目がありません。

年齢を重ねるにつれて季節の変化が感じられる和菓子の美しさに魅せられ、菓子専門学校で基礎を学びました。

貴社の和菓子は見た目の美しさと芸術性が飛び抜けていて、あんこの塩梅が絶妙で以前から大ファンでした。

50年の歴史のある老舗の味を1日でも早く身につけられるよう、日々精進し、季節感を生かした新しい商品を生み出せる職人を目指したいと思っています。」

その店の和菓子にほれこんで

「貴店のおはぎが大好きで、小さな頃から両親と買いに来るのが私の楽しみでした。

いつからか自分も作る側に回ってみたいと憧れるようになり、和菓子職人を目指すようになりました。

小さな頃から親しんだ味を自分で再現できるように、和菓子職人として精進していきたいですし、貴店以外の和菓子店での修行は考えられません。

技術や知識を身につけ、私のように貴店の商品を食べて笑顔になれるお客さまをもっと増やしたいです。」

「和」の心や和菓子文化を継承したい

「大好きな和菓子の持つ世界観や文化を継承したいと考え、和菓子職人を目指しました。

結婚式やお葬式をはじめとする日本人の人生の節目に欠かせない和菓子の魅力を、もっと発信していきたいと考えています。

貴社の地元産の食材を使った和菓子を作り、日本だけでなく海外進出で魅力を伝えながら、最終的には地元に足を運んでもらうという大きな目標に共感し、志望いたしました。

いずれ新しい商品も開発し、10年後には世界の国の人々に和菓子文化と貴社の和菓子の味を伝えられるようになりたいです。」

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和菓子職人の面接で聞かれること・注意点

よく聞かれること

和菓子職人の面接では、やはり志望動機を聞かれることがもっとも多いです。

一人前になるには8年~10年はかかると言われる和菓子の世界は、安易な動機ではつとまりません。

採用担当者に熱意が伝わる志望動機を用意して、面接でもスムーズに話せるように練習しておくとよいでしょう。

新卒の面接では専門学校などで勉強してきたことなどが聞かれます。

中途の面接ではこれまでのキャリアや和菓子職人に生かせる経験について聞かれることが多いです。

面接での注意点

和菓子職人の面接では、1日中立ちっぱなしで重労働にも耐えられる体力があるかや、実力社会で生きるために努力する姿勢、粘り強く取り組めるかなども見られています。

上下関係が厳しい職場もありますので、挨拶やハキハキとした受け答えも大切でしょう。

また和菓子職人は清潔感が求められるので、服装や身だしなみを整えておくことが重要です。

和菓子職人の自己PRのポイント

和菓子職人の自己PRポイントは、職人への適性をアピールするとよいでしょう。

体力があること、色使いやデザインのセンス、味覚、手先の器用さ、創意工夫できる力などが必要です。

これらをアピールできるエピソードがあれば、具体的な経験などをまじえて面接の際に披露してみましょう。

また接客をしたり、お客様の希望に合わせたオリジナル商品を作ることもあるため、コミュニケーション能力や接客経験なども生かせます。

和菓子は季節のうつろいや風物を表現することも多いので、自然が好きなことや感覚が鋭いことなども自己PRポイントになるでしょう。

食材への知識や食べ歩いた和菓子の量など、どんな小さなことでも他人に負けないポイントをアピールすることが大切です。

和菓子職人の履歴書で気をつけるべきことは?

和菓子職員の履歴書で気をつける点は、専門学校やスクールなどで学んだ経験や、和洋菓子・シェフなど食関連の経歴を記載しておくことです。

学歴や免許・資格不問で未経験者OKの募集も多くありますが、基礎知識がある人や経験者が優遇される場合があるからです。

また「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」などの資格を取得している場合も、一定の能力がある証拠となるので忘れずに記載しておくことが大切です。