和菓子職人の生活

和菓子職人の通常の仕事の流れ

ある老舗和菓子店の製造部主任の場合、出勤時間は8:30、終了時間は17:00。最後の40分は作業場を綺麗に清掃する時間として取られています。

休憩はお昼に1時間、午後に15分と、平均的なサラリーマンとさほど変わりない勤務時間だといえるでしょう。

黙々と自分の作業をこなすことが多い仕事内容の中、昼食はなるべく従業員全員で一緒に取り、コミュニケーションを図ることができる貴重な時間として利用しています。

作業の内容は、早い時間は予約の入っている生菓子を中心に作り、その後羊羹などの日持ちのする菓子を製造。その間も電話などで生菓子の注文が入ると、そちらの作業を優先して行います。

休日は週に1日の定休日と、月に2日、シフトに応じて休みが取れます。

他に年末年始やゴールデンウィークなど、店舗の定めた休日があり、有休なども利用すればまとまった休みを取ることも可能です。

一方、職人見習いの場合、勤務時間や休日は主任の場合と変わりませんが、終了時間後に自主練習を行うことがあります。また、作業の内容は雑用や材料の下準備がメインです。

店舗やメーカーによっては早朝からの出勤や、早番・遅番の2交代制にしているところも多く見受けられます。

繁忙期は店舗によって休日出勤も

お盆やお彼岸、節句の時期、卒業シーズンなどが和菓子店の繁忙期になります。

そのため、サラリーマンが休んでいるお盆の時期には出勤し、繁忙期を過ぎてから交代で休みを取るというパターンが多いようです。

他にも店舗によっては、学校行事やお祭りなど、得意先や地域の習慣により注文が殺到することもあります。

そのような場合には、残業や休日出勤をしてでも注文された数を作り上げる必要があります。

収入面での生活の安定は?

和菓子職人見習いの初任給は月に12、3万円からといわれ、入社してから数年間は余裕のある生活は難しいでしょう。

この期間は店舗によってさまざまで、厳しいところだと10年前後の下積みを要することもあります。