女性の和菓子職人

女性和菓子職人の現状

近年、女性の和菓子職人は増加していますが、それでも男性の方が圧倒的に多く、女性は一握りであるといえます。

ある製菓学校によると生徒の男女比は男性3対女性7というデータがあるので、製菓を学んだ多くの女性は洋菓子の世界に進んだり、家庭に入って趣味として菓子作りに励んでいるという現状が伺えます。

和菓子職人見習いとして和菓子店に入社したとしても、一人前になるには10年かかるといわれる世界。

女性の場合は結婚や出産による環境の変化がネックになり、退職してしまう人が多いようです。

女性和菓子職人が苦労する点

和菓子職人が女性にとってもっとも不利なのは、とくに見習いの間は力仕事が多いという点です。

大鍋を持ち上げたり、ひたすら餡をこねたりといった作業は、男性でも大変な体力を使う仕事です。

常に火を使っているため厨房内はいつも暑く、朝早くから長時間立ちっぱなしの作業は、1ヶ月の間でも体調が変化しやすい女性にとってはかなり堪えるものだといえるでしょう。

こうしたつらい見習い期間を終え、プロとして和菓子を作ったり、新作を考案したりできるようになったときのやりがいはひとしおです。

しかしプロの和菓子職人として活躍していても、一日中同じ姿勢で作業台に向かっていることが多いため肩こりや腰痛などの職業病的な症状とは常に隣り合わせです。

体力や健康面で、女性にとっては厳しい世界だといわざるをえません。

和菓子職人が女性に向いている点

和菓子の魅力は、味はもちろん、何といっても季節を感じられる美しい色合い、繊細に表現された形です。

女性ならではの手先の器用さや感性は和菓子職人にふさわしい適性であるといえるでしょう。

また、消費者の多くは「甘い菓子が手放せない」という女性たちです。

近年のヘルシー志向から、高カロリーの洋菓子よりカロリーが低く厳選された素材を用いた和菓子を選ぶという女性も年々増える傾向にあります。

こうした点から、女性消費者の視点に立った味と見た目、低カロリーの新商品を開発するにあたっては、女性の和菓子職人の方が有利だといえそうです。