和菓子職人の1日

雇用されて働くか独立自営かで違う勤務時間

和菓子職人の扱う食材は生ものですので、オフィスワークのように効率重視ばかりではうまくいきません。

また、お客さまも一人ひとりで味覚も違い、お茶席で用いられるのか、法事で供されるのか、遠方への手土産として用いられるのか等々によって、その要求されるものは変わってきます。

お店であれば定番人気商品の在庫を切らさないことはもちろん、その日その日によっての特別注文も入ります。生菓子なら、なおさら作り置きはできません。

独立開業の場合や小さなお店での勤務の場合、お客さま次第、注文次第で柔軟に対応しなければなりませんので、なかなか勤務時間表どおりにはいかないことが多いでしょう。

一方、メーカーなどでは比較的決まった時間帯と休日で働けることも多いようです。

ある和菓子職人の1日

06:00 起床、朝食
07:00 出勤
07:30 前日までに注文を受け、当日配達するお菓子づくり
09:30 生菓子づくり
12:00 昼食休憩
13:00 焼き菓子づくり
16:00 明日のための仕込み
17:00 退勤
18:00 帰宅、夕食
19:00 新作和菓子の研究・試作など
22:00 入浴、就寝

休日には自分の勉強を

和菓子の世界は日本の伝統文化全体と関連していて、奥の深いものです。

休日には他店の味を食べ比べて研究に精を出すことはもちろん、華道や和装、日本建築、歌舞伎、相撲、短歌や俳句等々日本の伝統文化全体の勉強にも励むとよいでしょう。

また、ケーキやチョコレートなどの洋菓子だけでなく、日本人にとってあまりなじみのない外国のお菓子について研究することも、新しい和菓子の味を生み出すことにつながるかもしれません。

日本の伝統を大切にするとともに、現代に生きる職人として新しい和菓子を生み出すことができれば、自分の将来も和菓子の将来もさらに広がることになるでしょう。