和菓子職人になるための学校

和菓子職人を目指す人の学校

和菓子職人には学歴は必要ないため、中卒レベルの知識と一般常識があれば充分通用します。

和菓子職人になりたい人が学校で学ぶ場合、和菓子に特化した学校は残念ながら存在しないため、和洋問わず菓子について学ぶ製菓専門学校や大学の製菓学科、または広く調理を学ぶ調理師学校を選ぶことになります。

和菓子店や和菓子職人が主催する民間の講座も存在しますが、職人を目指す人より趣味で和菓子作りをしたい人が対象のものになります。

製菓学校、製菓学科の実情

製菓専門学校や大学の製菓学科では、主に栄養・食物学、生活科学、健康科学、保健・衛生学を学びます。

実習を指導する教員は経験豊富なパティシエなどであることが多く、プロの現場で必要な技術を基礎からじっくり身に付けることができます。

生徒は和菓子職人を目指す人の他にもパティシエやパン屋を目指す人、和洋問わず菓子作りを学びたい人、単純にスイーツが好きな人などがいます。

いろいろな目的の人が学んでいて、本気でプロを目指す人と趣味の人ではモチベーションがまったく異なるため、その温度差に戸惑うかもしれません。

また、近年のパティシエ人気に比べると和菓子職人を目指す人は少数派のため、「同じ目標に向かって共に学ぶ仲間」は少ない可能性が高いでしょう。

このような環境で目標を貫き、製菓の知識と技術を習得するには、強い意志とやる気が必要不可欠です。

和菓子職人に学校は必要か

製菓学校を無事に卒業し、希望の和菓子店に就職できたとしても、それから過酷で長い下積み生活が始まります。

学校で習ったことより、その店ごとのやり方、伝統の技術が尊重されるため、一から覚えなければならないことも多々あるのが現状です。

こうしたことから、勤めたい和菓子店がある人の場合は製菓学校に進学せずに、その和菓子店への就職を目指した方がいいといえるでしょう。

また、将来起業したい人や実家の和菓子店を継ぐ予定の人などの場合は製菓学校で学び、広く知識と教養をつけるのが賢い選択だといえそうです。