バレーボール選手に必要なこと

新人選手は、大きな壁にぶつかってからが本当の勝負

バレーボールに限りませんが、高校や大学の選手と、日本のトップリーグである「Vリーグ」の第一線で活躍する選手の差は、かなり大きいものです。

新人選手は、誰もが大きな希望をもってVリーグのチームに入るでしょうが、ほとんどの選手が大きな壁にぶつかります。自分の実力ではとても通用しないと思い知らされ、自信を失ってしまうのです。

Vリーグのチームに入る選手は、誰もが高校や大学では中心選手でした。自分がすべてが否定されたような気分になって精神的にかなり落ち込むようです。

しかし、Vリーグの新人選手としては、むしろ、そこからが勝負です。

数年後、一人前の選手になれるかどうかは、バレーボールに取り組む姿勢から練習方法、プレースタイルなどを変え、生まれ変わったつもりで努力できるかどうかにかかっています。

精神的に落ち込んでも、それを乗り越え、新しい自分を切り開いていくことが、自分の成長につながります。

大きなケガで競技生活が激変することがある

これもバレーボール選手に限りませんが、大きなケガをするとバレーボール人生が大きく変わってしまうことがあります。

2004年のアテネ五輪の頃、有田沙織という女子選手がいました。身長180cmのサウスポーで、大柄なのに守備もうまく、将来は全日本の中心選手になるだろうと期待されていました。

実際、アテネ五輪の世界最終予選で全日本メンバーに選ばれ、「日本の秘密兵器」と呼ばれました。

ところが、五輪直前の親善試合で、バックアタックを打った時、左膝の前十字じん帯を断裂する大けがを負ってしまいました。せっかく手に入れたアテネ五輪への出場権でしたが、有田選手自身は出場できませんでした。

その後、手術をしてコートに復帰しましたが、その後もケガがつづき、全日本のメンバーとして活躍することはできませんでした。

2010年にNECを退団し、翌2011年には上尾メディクスに入団しました。しかし、再スタートと思った矢先、今度はアキレス腱を断裂してしまい、2013年に現役引退しました。

ケガを予防するため、体調と体の状態に細心の注意が必要

スポーツのケガには、防ごうと思っても、防げないケガもあります。プレーや練習中に起きる偶発的なケガは、「運が悪かった」と言うしかありません。

少しでもケガを防ぎ、長く第一線で活躍しようと思えば、日頃から体のバランスや体調を整え、体の弱い部分を強化するなど細心の注意を払い続ける必要があります。

そのためには、チームのトレーナーや医者に相談したり、自分で体のバランスの整え方を研究したりして、常に自分の体の状態について意識しておくことです。

そして、少しでも疲れているとか、体の状態がおかしいと思えば、決して後回しにせず、早め、早めに対応しておくことです。