占い師と心理学

求められるカウンセリング能力

占い師と聞くと「霊感がある人や勘が鋭い人が就く職業」と考える人もいるかもしれませんが、占い師として仕事をするにあたっては他にも能力が必要です。

その代表的なものが、カウンセリングの能力です。

占いを求めてやって来る相談者というのは、何かしらの悩みを抱えています。

それは恋愛のことや結婚のことであったり、仕事の方向性や家族との人間関係のことであったり、多岐にわたります。

事情は人それぞれ違っても、自分だけでは解決することができない悩みや不安を解決するために、占い師のもとを訪れているという点では皆同じです。

そんな状況のなか、相談者の心が少しでも晴れる成果を出すためには、占い師がいかにして相談者の本音を引き出してあげられるかがとても重要になってきます。

初対面の相談者が心を開いて話をしてくれるためにはどのような雰囲気を作るべきなのか、占い師がよく理解をしていることが大切ですし、相談者の言葉だけでなく、仕草や表情からも本音を探ることができればなおよいでしょう。

「当たっている」と思わせる秘訣

また、占いにおいて大切なのは、相談者に「この人は信頼できる人だ」と思わせることです。

このために、ベテランの占い師のなかには最初の段階で誰にでも当てはまるようなことを述べて、相談者の心を掴むというワザを使う人もいます。

たとえば「人間関係のことで大きな壁にぶつかっていますね」とか「あなたは社交的に見られるけれど実は内向的な一面があるでしょう」とか「恋愛に対して苦手意識がありますね」などというと、たいていの人が「あ、自分のことを見抜いている!」と思ってしまいます。

こうしたことは、専門用語で「バーナム効果」といわれます。

その後、やりとりのなかである程度の信頼関係ができれば、相談者も自然と饒舌になりますし、占いの結果に対しても満足度を感じやすくなります。

心理学の知識は必要?

こうした能力を磨くために欠かせないのが、相手の心を読み解いたりコントロールしたりするための心理学の知識です。

これは専門学校や大学で勉強することもできますし、本を読んで独学で勉強することも可能です。

占い師として仕事をするうえでは大いに役に立つ知識なので、心理学を勉強しておいて損はないでしょう。

実際、心理カウンセラーとしての知識や技術を備えたうえで、占い師として活躍する人もいるようです。