運転手の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

運転手を目指すきっかけで多いものは?

車や運転が好きな人にとって、運転手は憧れの職業の一つでしょう。

運転手の志望動機として最も代表的なものが「運転するのが好き」といった意見です。

しかし、運転を仕事にするとなると相応の覚悟が必要です。

長距離トラックの運転手の場合、1日に500キロ以上を走ることもあります。

毎日毎日、ひたすら長距離を走り続けるのは、本当に運転が好きでなければやっていけません。

バスやタクシーの運転手はお客さまと身近に接するため、運転技術だけではなく、サービススキルも磨いていかなければなりません。

また、運転手は勤務時間や休日も不規則になりやすいので、いつでも健康な体を保つための自己管理能力や体力も必要です。

ただ「大きな車を運転したい」といった理由や、「運転を楽しみたい」といった理由だけでなく「お客さまのため」に走ることにどれだけ想いを込められるかが重要と言えるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

運転手の志望動機の考え方

もし一般のお客さまと深く接したいと思うのならば、トラックの運転手よりも、タクシーやバスの運転手のほうが向いているでしょう。

トラックの運転手もまったく人と接しないわけではないですし、荷物を直接お客さまへ届けることもありますが、大型トラックの運転手は基本的に産業用の荷物を運ぶことが多いため、「会社対会社」の付き合いとなることが多いのです。

同じ「運転手」といっても、毎日さまざまな人を乗せるタクシーや、地域住民の足となる乗合バス、観光客を乗せる貸切バス、そしてトラックでは仕事内容が異なるのです。

運転手を目指すにあたっては、自分がどのような人と関わり、どのような働き方をしたいのかを、しっかりと考えておく必要があるでしょう。

運転手の志望動機の例文×3

バス運転手の志望動機

「私はもともと車を運転するのが好きで、幼いころからバスの運転手になりたいと考えていました。

バス運転手は高度な運転技術を持っているだけでなく、地域の人々に対するサービススキルも求められると考え、学生時代は飲食店でアルバイトをし接客にも力を入れました。

地域の人々の役に立ち、生活の足となることができる非常にやりがいのある仕事に、ぜひチャレンジしたいと思います。」

タクシー運転手の志望動機

タクシー運転手に憧れたのは、自分がよく利用した経験があるからです。

運転免許を持っていなかった学生時代、夜遅くまで塾があると、バスがなくなってしまい駅からタクシーを利用していました。

しだいに運転手と顔見知りになると、世間話をしたり、受験を応援してくれたりするようになり、ただ運転するだけでなく、お客さまとの交流も楽しめる職業なのだと実感しました。

御社のタクシーは、私も普段から利用しており、地域の人々からの評判も良いので、ぜひ貢献させていただきたいと考え志望しました。」

専属運転手の志望動機

「私はもともとタクシー運転手をしており、運転手として接客に力を入れてきました。

お客さまから感謝の声や指名で送迎を受けることも多く、会社では新人に指導するまでになりました。

運転や接客スキルにも自信が出てきましたが、これ以上出世すると現場を離れることになってしまい、タクシーの枠を超えて誰かの役に立てないかと考えるようになりました。

そのとき専属運転手を募集している話を聞き、ぜひ自分のスキルを役立たせたいと志望しました。

社長に信頼されることはもちろん、その周囲の人からも安心して運転を任せてもらえるよう、精いっぱい努力します。」

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

運転手の面接で聞かれること・注意点

運転手になりたいと思った場合、タクシー・バス・トラックなどいずれかの就職試験を受けることになります。

就職試験においては、面接を中心に採用の可否が判断されることが一般的です。

運転手には、運転する車によってそれぞれ必要な免許があるため、面接では免許取得状況の確認のほか、車による事故や違反歴について、運送業界での経験、さらに転職者の場合は前職での仕事内容などについて聞かれることが一般的です。

トラック運転手の場合、特殊技能を要するフォークリフトの経験などが問われることもあります。

そのほか、体力に自信があるか、志望動機、長所や短所、将来の目標なども聞かれることが多いようです。

運転手の自己PRのポイント

運転手の仕事は、ただハンドルを握って運転をするだけではありません。

その会社の「顔」となり、お客さまのために仕事をする気持ちが求められます。

とくに毎日さまざまな乗客と顔を合わせるタクシーやバスの運転手には、礼儀正しさや、サービス精神が必要とされます。

もし自分が運転する車に乗ったお客さまに「感じが悪い」「運転が荒い」と悪印象を抱かれてしまったら、以後、自社のタクシーやバスを利用してもらえなくなるかもしれません。

一方、長距離運転が主となるトラック運転手の場合、運転時間が長くなることや、車に個人のお客さまを乗せることは普通ありませんが、荷物の届け先ではお客さまと接しますし、何よりも長距離を安全に、確実に走り遂げることができるか、といった誠実さが求められます。

こうしたことから、運転手の面接では身だしなみはもちろん、言葉遣いや人間性などまで判断されると考えて臨んだほうがよいでしょう。