宇宙飛行士の仕事内容

宇宙開発を行う理由

科学技術の発展に伴い、人類が暮らす地球の外、つまり宇宙では日々さまざまな研究や実験、取り組みが行われています。

宇宙にはまだ謎が多いですが、これらを解明していくことで高度な科学技術が用いられるようになり、私たちの日常生活をより便利にしていくことが期待されています。

では、具体的に宇宙飛行士はどんな仕事をしているのでしょうか?

スペースシャトルに乗って宇宙へ行くだけのように思われがちですが、現在活躍中の宇宙飛行士たちは、宇宙はもちろん、地球上でもさまざまな業務を行っています。

仕事内容

国際宇宙ステーション(ISS)建設は、世界15カ国が力を合わせて取り組んでいる壮大なプロジェクトです。日本は2009年に実験棟「きぼう」を完成させ、長期的な計画の下で宇宙開発を続けています。

現在、日本人宇宙飛行士は1年〜1年半に一度、約半年間ISSに滞在できるようになっています。「きぼう」ができるまで、日本人は他国のスペースシャトルに同乗し、短期間の宇宙業務だけをこなしていたことを考えると、大きな進歩だと言えるでしょう。

このような変化の中、日本人宇宙飛行士に求められている基本的な役割は、ISSと「きぼう」の運用・維持です。ロボットアームを使ったISSの修理、実験装置や試料の設置・交換、またロボットアームでは行えない船外活動、宇宙実験などを行っています。

地上での業務

宇宙飛行士が働くのは、宇宙にいる時間だけではありません。地上では飛行業務に向けた訓練も行いますし、宇宙開発に関するデスクワークもこなしています。

そもそも、宇宙開発には宇宙飛行士以外にも技術者、研究者、教育プログラム作成者など、多くの人が関わっています。宇宙飛行士は日ごろからそのチームの一員として、打ち合わせを行ったりISSで必要となる資料を作成したりしています。

また、必要に応じてメディア出演や講演活動などを通して、宇宙飛行士の仕事内容や宇宙開発の重要性などを国民にわかりやすく伝えることも大切な役割です。